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サンドボックス、サウジと協定で価格急騰

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記事 Martin Young

ヘッドライン

  • サンドボックスがサウジアラビア政府とMOU締結
  • SAND価格は数時間で30%急騰
  • 大規模トークンアンロックが近づく
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メタバースゲームプラットフォームのサンドボックス(The Sandbox)がサウジアラビアと協定を結んだ。これを受け、同社のネイティブトークンSANDは30%以上急騰した。

2月7日、サンドボックスの共同創業者兼COOのセバスチャン・ボルジェ(Sebastien Borget )氏は、サウジアラビアのデジタル政府機関(DGA)との覚書(MOU)を公表した。

同発表は、サウジアラビアで開催されたテックコンファレンス「LEAP 2023」開催中にLinkedIn上で行われた。

上記ボルジェ氏は、さらに「我々は、メタバースの活性化において、相互に探求、助言、サポートしあうことを強く期待している!」とコメントした。

詳しい情報はこの時点ではなかったものの、MOUは通常、恒久的なパートナーシップの前段となるものだ。ボルジェ氏は、今後数週間のうちに、より多くの情報がもたらされるだろうと述べた。

2023年のサンドボックスに期待

サンドボックスは、メタバース技術のパイオニアの1つとみなされているが、暗号資産の弱気相場の間、トークン採用と価格が急落し、大きな被害を被った。

しかし、先月のブログ記事で強調されていたように、2022年以来サンドボックス(の業績予測)には、依然として強気の数字がみられる。

(同ブログでは)300以上のエージェンシーとスタジオがブランドとして同社に名をつらね、その数は過去1年間で4倍に増えたとのことだ。

さらに、400以上のブランドが、Web3でブランドを構築することで、「新しいデジタルパラダイムを活用して目標を達成する」ためにサンドボックスに加わったと述べている。

アタリ(Atari)、ユービーアイソフト(Ubisoft)、ワーナーミュージックグループなどのゲームやエンターテインメントの大手企業は、すでに仮想土地の大区画を獲得済みだ。

サンドボックスは2023年、さらに多くのパートナーを獲得し、メタバースに新しいコンテンツを投入することで、エコシステムを拡大していく予定。サウジアラビアとの協定は、今年のメタバースプロジェクト成功に向けた幸先のよいスタートとなる。

他方、クランチベース(Crunchbase)によると、サンドボックスは2020年と2021年に4回にわたり合計9500万ドルの資金を調達したとのことだ。

SAND価格は高騰

サウジアラビアとの協定発表は、ピークからまだ揺れが大きいSAND価格に大きな刺激を与えた。

SANDは過去数時間で30%急騰し、日中最高値の0.93ドルを付けた。コインゲッコー(CoinGecko)によると、本記事記載時点で、メタバーストークンは$ 0.883で取引されたとのこと。

SANDは過去1カ月で82%という驚異的な上昇を見せており、これを受け、アナリストはメタバースコインが急速に回復すると予想している。

ただし(これまでの経緯を見ると)、SANDは2021年11月の史上最高値8.40ドルから89%ダウンと低迷している。さらに、2月14日には大規模なトークンアンロックが予定されており、価格上昇の勢いがそがれる可能性もある。

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Takashi Higashi
国際広報、海外の先端技術調査、海外企業との提携等をこれまで行ってきました。ここ数年、暗号資産に関心を持ってウオッチしています。
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