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今週の暗号資産:トップはIOTプロジェクト、TetherはVisaを破り、Solanaは返り咲き

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ヘッドライン

  • いくつかの「モノのインターネット(IOT)プロジェクトは今後1年間、特に有望であることが示されている。
  • Tetherの昨年の決済総額はVisaとMastercardの両方を上回った。
  • 一方、Solanaは暗号資産トップ10に返り咲き、イーサリアムは10週間ぶりの高値を記録した。
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暗号資産ニュース:この1週間、BeInCryptoで紹介された暗号資産業界関連の最も人気のあった記事を紹介。

2023年IoTプロジェクト・トップ5

BeInCryptoの過去1週間の人気記事の1つに、2023年のモノのインターネット(Internet-of-Things:IOT)プロジェクト・トップ5が紹介されている。IOTとは、インターネットと人工知能を活用してデータを収集・分析するスマートデバイスのシステムを指す。

スマートフォンが最も一般的なIOTデバイスだが、家電製品から高度なセンシングデバイスまで、さまざまなものがある。ブロックチェーン技術がWeb3.0でインターネットに統合されるには、まずWeb2.0でインターネットが日常の身近なデバイスに普及することが必要だった。

最近、いくつかのIoT企業が、新たな繁栄の年を予感させるような大きな動きを見せている。IOTAはこのほど、新しいタイプの分散型台帳「Tangle」を使って、Boschや富士通とパートナーシップを結び、決済処理が可能なデバイスの新しいエコシステムの構築を支援する計画。

Helium(ヘリウム)は、HNTという暗号通貨を利用した無線機器の分散型ネットワークを構築している。この分散型ネットワークは、サプライチェーン管理から農業のモニタリングまで、さまざまなアプリケーションを可能にする。また、Ambrosusは、独自の暗号通貨AMBを搭載したサプライチェーン開発のための分散型プラットフォームを開発している。

暗号資産−ソーシャルメディア上での話題

出典: LunarCrush

Tetherの決済数量

以下の記事はすべて、ステーブルコインのTether (USDT)を始めとする、上位暗号通貨が相対的に復調傾向にあることが特徴的。最近のツイートによると、取引量最大のステーブルコインTetherは昨年、総決済量が18.2兆ドルに達し、VisaとMastercardの両方を上回るというマイルストーンを達成した。後者の2つの決済大手の取引は、それぞれ14.1兆ドルと7.7兆ドル相当だった。

Tetherの高い取引量は、過去数年間におけるステーブルコインの利用拡大傾向を示している。ステーブルコインは、特に経済や通貨が不安定な国・地域で採用が増加している。にもかかわらず、Tetherは全体として困難な1年となった。相次ぐ破綻で準備金とソルベンシー(財務健全性)に懸念が生じ、一時的にペッグ制を失う事態にもなった。

Solana、トップ10に返り咲き

Tetherがいくつかの良いニュースで年明けを迎えたように、Solanaもまた最近の業績を祝っている。今週初め、Solana(SOL)は、時価総額で10番目に大きな暗号資産としてPolygonを反転させることに成功した。これは、CoinGeckoのデータによれば、7日間のラリーの後、70%以上も上昇したことになる。

Solanaがトップ10にランクイン

Solanaは、暗号通貨取引所FTXの破綻に伴い、マイナスの影響を受けていた。ブロックチェーンと暗号資産はサム・バンクマン=フリード氏のお気に入りであり、同氏の失脚との密接な関係によって苦しんでいた。しかし、Solanaは今年初めから135%以上回復し、これまでのところ最高のパフォーマンスを見せた暗号資産の1つとなっている。

イーサリアムが10週間ぶりの高値更新

最後に、イーサリアム価格は、1月16日から18日の間に何度も1,600ドルをかすめながら、10週間ぶりに高値を更新しました。この第2の暗号通貨は、1月18日に1,598ドルを記録し、11月8日以来の最高値に達した。その後、少し冷え込み、1,550ドル前後で取引されている。

一方、ネットワーク需要の高まりにより、「上海アップグレード」を期待する機運が高まり、イーサリアムの発行量はデフレ領域に戻ったた。これにより、Beacon Chainに2年以上ステークされていたイーサリアムの段階的な撤退が可能となった。

今週のNFT販売状況

今週は、最終的には全体的な上昇を見せたものの、非代替トークン(NFT)の売上はやや安定さを欠いた。1月17日、1日の売上高の低さに対応するように売上数が持ち直した。しかし、翌日には2,400万ドル超まで急騰し、その後再び減少した。「Bored Ape Yacht Club」は、今週も6,400万ドルを売り上げ、NFTのトップコレクションに君臨している。

出典:Non-Fungible.com

暗号通貨ニュース

アルトコインが活況を呈した今週、Frax Share(FXS)は53%高となり、市場を牽引した。DecentralandMANA)が43%、Convex Finance(CVX)が40%近く、Enjin CoinENJ)が36%高となった。

出典:BeInCrypto

マスター・オブ・ザ・マルチバース

当社のシニアアナリスト、ヴァルドリン・タヒリが、かつてElrondという名で知られていたコイン、MultiverseXが60%も跳ね上がった理由を動画で解説する。

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Shigeki Mori
大阪府出身。KADOKAWA 雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきました。近年は暗号資産関連の記事も執筆しているほか、SEOスペシャリスト、マーケティング関連業務に従事。 専門分野:SEO、WordPress、マーケティング、編集、翻訳
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