新たな取引週が堅調に始まるなか、セレスティア（Celestia）のネイティブトークン「TIA」が暗号資産市場で値を上げている。4日午前の取引では1.65ドルをつけ、過去24時間で約12％上昇。主要アルトコインの中で最大の値上がりとなった。
テクニカル指標では、現物市場での強い買い需要が確認されており、短期的な上昇トレンドが意識されている。以下はその背景を解説する。
強い現物需要でTIAが急騰
本日の取引セッションがすでに進行中で、TIAのエルダー・レイ指数は緑のヒストグラムバーを示し、市場での買い圧力の増加を示している。本稿執筆時点で、この指標は0.150で、5月14日以来の最高値。
エルダー・レイ指数は、現在の価格と指数移動平均（EMA）を比較して買い手と売り手の強さを測定する。その値がプラスの場合、強気（買い手）が市場を支配し、資産価格に上昇圧力がかかる。
トレーダーはこれを上昇傾向のシグナルと見なし、TIAコインをさらに蓄積することで価格の上昇圧力を高める可能性。
さらに、TIAのパラボリック・ストップ・アンド・リバース（SAR）指標の読み取りでは、現在の価格レベルの下に動的なサポートを形成していることが示されている。TIAが1.64ドルで取引されている一方で、指標は1.42ドルで価格のサポートフロアを形成し、買い手からの持続的な関心を示している。
資産のパラボリックSAR指標は、潜在的なトレンドの方向と反転を識別する。ドットが資産の価格の下に配置されると、上昇傾向を示し、買いが続けば価格はラリーを続ける可能性がある。
TIA強気派、勢い増すもリスク残る中で2ドルを目指す
上昇の勢いが増す中、TIAは現在のトレンドが続けば、すぐに2ドルという重要な心理的レベルを取り戻す可能性。2ドルの価格レベルを超えると、2.27ドルへのさらなるラリーへの道が開かれる可能性。
しかし、市場センチメントの弱気な変化は、この上昇傾向の見通しを無効にする可能性。売り圧力が高まり需要が低下すれば、TIAは最近の上昇を失い、1.31ドルまで下落する可能性。
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