トークン化資産は2025年6月から2026年6月にかけて267%増となった。市場価値を増加させた唯一の暗号資産分野であり、他分野は軒並み下落した。
この成長は価格上昇によるものではなく、新たな発行が主因。ゴールドトークンと株式トークンがほぼ全ての増加分を占めた。
ゴールドのオンチェーン供給量、価格上昇率20%に対し2倍へ
最新レポートでCryptoRankは、ゴールド価格がこの期間で約20%上昇したと指摘する。従って、価格上昇だけでこの分野の成長を説明できない。
一方、オンチェーンで保有されるゴールド量は約2倍に増加。52万4000オンスから100万オンス超へと拡大した。この差異は重要である。
「成長は価格よりも発行によるものだ」とCryptoRankは述べている。
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注目すべきは、1年前は貴金属が市場で取引されるトークン化資産のほぼ100%を占めていたとCryptoRankは指摘する。テザーゴールド(XAUT)とPAXゴールド(PAXG)が時価総額の大部分を握っていた。
しかし2026年6月には貴金属の割合は分野全体の68%へ低下。他の資産クラスが市場に参入したことでシェアが下がった。
注記:BeInCryptoの最新レポート「2026年のトークン化の実態」では、7000超の商品と12資産クラスにまたがる約600億ドル規模のトークン化現実資産を追跡。その結果、市場は急成長しているが、実際のオンチェーン活動は見かけとは大きな開きがあることが判明した。
株式トークンがゼロから台頭
トークン化株式とETF(上場投資信託)は、12カ月で分野全体の23%へ一気に拡大。発行者が大手企業の株をオンチェーン化した。残りの大半は米国債やプライベートクレジットで構成される。
トークン総数で見ると、rStocksとOndoはトークン化株の3分の2近くを発行している。rStocksは568種のトークン、Ondoは400種超を提供。NVIDIAやAppleなど個別株から指数連動型まで幅広い。
取引所も後発ながら急速に参入。バイナンスは2026年6月にbStocksを開始、Gateも7月3日にgStocksを導入した。
一方、ミームコイン、分散型物理インフラネットワーク(DePIN)、ブロックチェーンインフラなどは、同年最大の下落となった。
CryptoRankの調査では、2026年前半にトークン化資産が中央集権型取引所で最も多く上場されたカテゴリとなった。これは価格よりも新規発行が2026年末の業界動向を再び左右することを示唆する。
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