パックスゴールド(PAXG)が、金価格が先週小幅ながら上昇したことを受けて再び注目を集めている。
Santimentのオンチェーンデータによると、トークン化ゴールド資産のネットワーク活動が急増し、1日あたりのアクティブアドレス数と確定利益が増加した。
トークン化ゴールドに再び注目が集まる理由
Santimentによれば、PAXGの1日あたりアクティブアドレス数は8830となり、過去最高を記録した。同時に確定利益は677万ドルとなり、過去5か月で最高水準となった。
「主な要因はシンプルだ。金価格が再び大きく動き、投資家がより安全で流動性の高いオンチェーンの資産に資本を置く手段として、トークン化ゴールドが注目されている」とSantimentは述べた。
PAXGトークンは、1オンスの純金に連動する。この仕組みにより、暗号資産保有者は資金をオフチェーンに移動せずに金へのエクスポージャーを持てる。
金価格は、先週、米国金融政策への期待変化を受けて上昇した。これが貴金属やリスク資産への需要を後押しした。
金は過去7日間で2.45%上昇しているが、その一部を反落し、本稿執筆時点では日中で0.39%下落している。
Santimentは、確定利益の急増はPAXG保有者の多くが最近の金価格上昇を利益確定の好機と捉えたことを示唆していると指摘する。この動きはトークンに短期的な売り圧力をもたらす可能性がある。
一方、アナリティクス企業は、アクティブアドレス数の過去最高は利益確定が生じている中でもトークン化ゴールドへの関心が広がっていることを示すと分析した。
フローから見える積み増し傾向
確定利益の増加は利益確定売りの拡大を示すが、取引所のフローデータでは依然として多くの投資家がPAXGを積極的に買い増していることがうかがえる。
Nansenのデータによれば、PAXGは過去24時間で690万ドルの純流出入を記録し、平均値の約3.7倍に達した。新規ウォレットも180万ドル相当のトークンを追加取得している。
過去7日間でも取引所からの純流出は継続し、最大保有者による利益確定売りも10万5400ドルにとどまった。この動向は、全体的な分配よりも積み増し傾向を示している。
PAXGや金市場の次の注目材料は、6月米連邦準備制度理事会(FRB)会合議事要旨が水曜日に発表されること、続いて7月14日の6月米インフレ指標の公表となる見通し。
Santimentは「金が最近の強さを維持すれば、PAXGは引き続き『より安全な』暗号資産として注目されるだろう」と分析している。
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