2026年前半、主要な中央集権型取引所における上場分類で「トークン化資産」が最多となった。新規上場の約5分の1が該当グループに分類された。
CryptoRankは、2026年が初めてトークン化現実資産が最も成長した上場カテゴリーとなった年であると指摘した。これは、従来主流だったミームコインやGameFiトークンからの大きな転換となる。
トークン化資産がCEX上場を席巻した経緯
CryptoRankは、10の主要取引所で1万110件の上場と4005件の上場廃止を追跡した。中央集権型プラットフォームは、依然として暗号資産取引量の88%以上を担う。
トークン化資産の新規上場数は、2026年前半で全体の約19%を占めた。この割合は2025年は7%未満で推移した。成長の大半はxStocks、bStocks、Ondoなど一部発行体に由来する。
トークン化株式は今年、顕著な支持を獲得した。BeInCryptoの調査によれば、オンチェーン株式の価値は約18億5000万ドルに達し、30日間で28.6%増加した。これは、トークン化米国債の約40倍のペースにあたる。
株式トークンの月間送金量は87%増の87億6000万ドルとなった。保有者数は24.5%増え、44万3000人を超えた。
投機的トークンには逆風
一方で市場の投機的セグメントは縮小している。ミームコインの上場数は6四半期連続で減少。2024年第4四半期の上場は196件だったが、2026年第2四半期は41件にとどまった。
これは79%の減少で、2023年第3四半期以降で最も低い水準。GameFiも同様の推移を示し、新規上場は2024年第2四半期のピークから84%減となり、第2四半期は15件のみとなった。
上場廃止の動きもこれを裏付ける。Gateは2026年前半に573件のトークンを上場廃止し、全体の約60%を占めた。第2四半期だけで221件を削除し、他の全取引所の合計を上回った。
一方、OKXは年初から上場廃止ゼロだった。分散型金融(DeFi)が上場廃止件数トップで207件、続いてGameFiが141件、ミームコインが98件となった。
新規上場数も減少し、2026年第2四半期は351件で、2023年第3四半期以来の最低水準となった。上場廃止が新規上場を上回ったのは2024年以降で2度のみ、2025年第2四半期と2026年第2四半期であった。
市場はより選別色を強めている。取引所は、投機ではなく実需に紐づいたプロジェクトを優遇し始めた。トークン化資産が次のサイクルで主導権を維持できるかが今後の焦点。
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