九州旅客鉄道(JR九州)は15日、日本Web3ツーリズム協会、テレビ朝日と共同で、Web3技術や暗号資産を活用する新たなツーリズムプロジェクトを始動すると発表した。
「Japan Tourism NFT Awards」を主催する日本Web3ツーリズム協会、東京都神津島村の「星空ツナガルコミュニティ」を運営するテレビ朝日、フルオーダーメイドの旅行を提供する「JR Kyushu Private Travel Service」を実施しているJR九州と、現在は国内の観光振興を各々で図ってきた3団体が協力し、体験型観光旅行や旅ナカ消費の充実を目指し、暗号資産チェーンのパートナーを募集していく。
特に、暗号資産での支払いを可能にしている旅行予約販売サイトとの提携については、同プロジェクトにおける主たる課題だ。
海外では暗号資産による支払いが可能な旅行商品は、オンライン旅行予約プラットフォームであるTravala.com等で販売され、Travala.comのみでも年間約88億円(6,000万ドル)規模の取引がある。しかし、日本の旅行商品は、この市場に対して大きな成果を得られていない。
日本国内発として、国内外の旅行者をターゲットに旅行商品・旅ナカ消費の商品の販売を、積極的に、どのような課題があり、どう解決していくか、同プロジェクトはWeb3技術と暗号資産を活用し国内の観光振興を図っていく。
そのため、各種パートナーの協力を得て、暗号資産による決済を体験型旅行やイベント・エンターテインメントを含む旅ナカ消費をラインナップし、トライアル・実証事業を進めて行く方針。
観光振興の中心を担いそうなのが、九州地域(福岡、長崎、鹿児島、大分、熊本、佐賀、宮崎)を専門とするデスティネーションマネジメントカンパニー(DMC)「JR Kyushu Private Travel Service」だ。ミッドラグジュアリーからラグジュアリー層を対象に、個人旅行、団体旅行、MICE向けにカスタム旅行を企画・手配。九州の伝統と地域文化を守り育むことを目指し、JR九州ならではの鉄道インフラを活用した特別な体験や観光列車なども紹介している。地域社会との信頼関係を活かしたユニークな旅を提案している。
JR九州は、2023年7月より「JR九州NFT」プロジェクトを推進中。自社マーケットプレイスの運営と、NFTの販売、駅や列車、イベントでのNFTの配付などリアルの場と連携した取り組みを強化しており、同プロジェクトの親和性も高そうだ。
◎ 募集するパートナー
同プロジェクトでは、体験型の観光旅行や旅ナカ消費の充実を目指し、観光領域に関わる各パートナーを募集している。
・事業者(旅行関連資格を所有している事業者)
・自治体
・暗号資産チェーン(パブリックチェーン、ステーブルコイン等)
・暗号資産での支払いを可能にしている旅行予約販売サイト(OTA等)
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