10年物米国債利回りが月曜日に5%台を突破し、過去3年で最高水準に並んだ。 トランプ政権が市場沈静化を図る中でも、債券投資家は引き続き利回りを押し上げた。
この動きにより、経済全体の借入コストが上昇する。株式のバリュエーションやビットコイン(BTC)にも影響が及ぶ可能性がある。ビットコイン価格は、すでに高利回りで低リスクな国債と競合している。
株式はバリュエーションの試練に直面
利回りの上昇は、国債の投資魅力を株式と競合させる。投資家は株式市場のリスクを取らず、強固で低リスクな利回りを確保することが可能となる。
アナリストは、利回りがさらに上昇し続ければこれは深刻な脅威となるとみている。
「株式にとって最大の短期的懸念事項」
メリルおよびバンク・オブ・アメリカ・プライベートバンクのチーフ・インベストメント・オフィスで株式投資を統括するアントニー・ギー氏は、10年物国債利回りが5%を超えた状態が持続した場合について、ニューヨーク・タイムズにそのように述べた。
利回り上昇は企業自身の資金調達コストも押し上げる。これは株価を支える企業利益を圧迫する要因となる。政府の巨額借り入れやAI関連インフラ投資の負債が、今年の利回り圧力に拍車をかけている。
ビットコインの機会費用問題
ビットコインは7万7800ドル付近で推移しており、きょうはやや上昇している。ここまでの利回り上昇局面でも、価格はおおむね安定している。
理屈は単純だ。国債で安全に5%のリターンが得られる場合、ビットコインのようなリスク資産が魅力を保つにはハードルが上がる。利回りを生まない資産が、こうした圧力を最も直接的に受ける。金利高はその選択を一層厳しくする。
この試算は今週、急速に変化する可能性がある。トレーダーは現在、米連邦準備理事会(FRB)の利上げの確率が高いと織り込んでいる。この決定が、リスク資産にかかる圧力を和らげるか長引かせるかの分かれ目となる。
据え置きまたはハト派的なシグナルが出れば、債券利回りが低下し、株式やビットコインの圧力が弱まる可能性が高い。一方、利上げとタカ派的なガイダンスが組み合わされば、逆の展開となる見通し。









