暗号資産「TRON(トロン)」の創設者であるジャスティン・サン氏が、米宇宙企業ブルーオリジンのサブオービタル(弾道飛行)ミッション「NS-34」に搭乗することが21日、明らかになった。
サン氏は、暗号資産業界から宇宙に飛行する2人目の人物となる予定。今回のミッションには6人が搭乗し、同社の再使用型ロケット「ニューシェパード」での打ち上げが計画されている。正式な打ち上げ日程は現時点で公表されていない。
ジャスティン・サンの宇宙旅行の裏話
サンと共に、クルーにはアーヴィ・バハル、ギョクハン・エルデム、気象学者デボラ・マルトレル、リオネル・ピッチフォード、そして以前のニューシェパード飛行に参加したJ.D.ラッセルが含まれる。
サンは2021年にブルーオリジンが主催した2800万ドルのチャリティオークションで座席を確保した。オークションの収益は、ブルーオリジンが支援するSTEMに焦点を当てた財団「クラブ・フォー・ザ・フューチャー」に寄付された。
当初は早期のフライトが予定されていたが、サンの旅は延期され、今回に至る。NS-34はニューシェパードの34回目のミッションであり、人間を乗せるのは14回目となる。
さらに、このロケットはサブオービタルで再利用可能な打ち上げ機であり、カーマンラインを越える短時間の宇宙飛行を目的としている。カーマンラインは地球から100キロメートル上空にある国際的に認識された宇宙の境界である。
飛行は約10分間続く。この間、乗客は数分間の無重力状態を体験し、カプセルはパラシュートを使って地球に戻る。
すべての打ち上げは、テキサス州西部にあるブルーオリジンのランチサイトワンから行われる。
特筆すべきは、ニューシェパードがブルーオリジンのより大きな軌道ロケットであるニューグレンとは異なる点である。ニューグレンは衛星打ち上げや惑星間ミッションを目的としているが、ニューシェパードはサブオービタル観光と科学的ペイロードに焦点を当てている。
一方、主要なビットコインマイニングプールの共同創設者であるチュン・ワンは、今年初めにスペースXの軌道ミッションで宇宙に飛んだ最初の暗号資産起業家となったが、サンはブルーオリジンに搭乗する初の暗号資産業界のリーダーとなる。
一方、NS-34の打ち上げはブルーオリジンのウェブサイトでライブ配信される予定。会社はまだ最終的な打ち上げ日を発表していない。
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