暗号資産（仮想通貨）取引所のバイナンスU.Sは12日、レイヤー１ブロックチェーントロン（TRX）の取り扱いを18日に停止することを明らかにした。なお、今回の措置で分散型金融（DeFi）プロトコルスペル (SPELL) も取り扱い停止が決まっている。
トロンは本稿執筆時点で6％の下落を見せている。Binance.USでは、リストアップしている暗号通貨が、同社の基準を満たしているかを定期的に審査。業界が急速に変化に対応するため、同社のモニタリングプロセスは市場や規制の動向に対応するように設計されている。上場済みの暗号通貨が基準を満たさなくなった、または業界の状況が変わった場合には更なる調査を行い、取り扱い停止の可能性を吟味する。
SPELLとTRXのBinance.USへの入金は2023年4月17日午後7時（PTD）/ 午後10時（ETD）に終了。取引は同年4月18日午後8時（PTD）/ 午後11時（ETD）に終了し、ステーキングは同月13日、午前4時（PTD）/ 午前7時（PTD）に無効になり、コンバート等の機能も削除される。
米国証券取引委員会（SEC）は3月、証券規則に違反した疑いでトロンの創設者ジャスティン・サン氏を告発。同委員会は連邦証券法の不正防止および市場操作条項に違反した違反したと非難していた。
暗号通貨トラッキングサイトコインマーケットキャップによると、トロンは執筆時点で時価総額16位の暗号通貨である。
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