3月にiOSベータ版の早期提供が開始されていたモバイルウォレット「ユニスワップ・ウォレット(Uniswap Wallet)」は13日、正式リリースを迎えた。
ユニスワップ・ウォレットは、大手分散型取引所(DEX)「ユニスワップ(Uniswap)」運営企業のユニスワップ・ラボ(Uniswap Labs)が開発を手がけている。同社発表によると、ユニスワップ・ウォレットは現在、アップル社のiOS端末からダウンロード可能。
ユニスワップ・ウォレットは、ユニスワップ・ラボ社から初めてリリースされる自己管理型のモバイルウォレット。当初は2022年12月にリリース予定とされていたが、アップル社の認可が下りず延期していた。そのため3月、同社が提供するベータ版アプリ配信ツール「テストフライト(TestFlight)」で一部ユーザーに早期アクセス版を提供していた。
ユニスワップ・ウォレットの利用対象国・地域は順次拡大していくとアナウンスがあり、現在、日本からiOS端末で検索してもこのウォレットは表示されない。
ユニスワップ・ウォレットはL1、L2各ブロックチェーンへのシームレスな切り替えが可能となっており、時価総額、価格チャート、出来高別の注目銘柄をチェックできる。手数料2.5%で法定通貨建ての暗号資産(仮想通貨)購入にも対応。
従来の分散型金融(DeFi)では、ウォレット設定や暗号通貨の入金など、煩雑なオンボーディング・プロセスがネックとなっていた。これが簡素化されたことで、新規ユーザーの流入が期待される。
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