米アップルはこのほど、App Storeのガイドラインを変更し、米国内でNFTや暗号資産関連アプリの手数料を回避できることになった。
主な変更として、アプリ内で外部決済リンクを表示して、ユーザーをApp Store外の支払いページへと誘導することが許可された。開発者には収益性を向上させ、ユーザーには広範な支払い方法を選択できるというメリットがある。
ただし、このガイドラインの改訂は7日現在、米国以外の国・地域では無効となっており、米国での試験的運用をを見て、他国・地域にも展開していく模様だ。
今回のガイドラインの変更は、アップルが4月30日に米Epic Games社との訴訟で下された差止命令に従ったものだ。Epic Gamesは、人気オンラインゲーム「Fortnite(フォートナイト)」でアップルの決済システムを使わずに直接課金できるシステムを採用したことがApp Storeの規約違反とされ、アプリをApp Storeから削除していた。これをEpic Gamesは「アップルによる独占禁止法違反だ」として訴訟しており、2日に勝訴した。
Epicのティム・スウィーニーCEOは「Appleがガイドラインの変更をグローバルで実施するならば、この問題に関する残りの訴訟をすべて取り下げる」とXに投稿した。
この判決に準じて、米国内のストアフロントにおいて、NFTや暗号資産関連アプリにおいてもボタンや外部リンクなどを含むアプリが禁止されなくなったと見られている。
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