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USDC、1ドルペッグを取り戻すも引き続きオペレーションを行う

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ヘッドライン

  • サークル社、「我々はUSDCの流動性を回復するために24時間体制で取り組んできました」
  • ペッグ回復後も継続的に行われるオペレーション
  • サークルCEOのジェレミー・アレール氏、「シリコンバレー銀行が保有する33億ドルの資金にアクセスできる」
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サークル社、「我々はUSDCの流動性を回復するために24時間体制で取り組んできた」

先日シリコンバレー銀行の破綻により1ドルのペッグから乖離していたサークル社が提供する最大手ステーブルコインのUSDCは昨日14日に流動性の回復を目的に大型オペレーションを行っていることを発表。USDCのサプライの減少は、発行元のサークル社とシリコンバレーバンク(SVB)とのつながりが明らかになったことをきっかけに始まり、金曜日にサークル社がSVBに33億ドルの準備金を抱えていることをが明らかになると、USDCは1ドルペッグから外れ一時0.9ドル代にディペグ。市場ではステーブルコインに関する不安が高まっていた。

サークル社は本日公表したブログにて、3月13日には29億ドルのUSDCをバーンし、0.7億ドルのUSDCをミントしたことを発表した。さらに同社は「我々はUSDCの流動性を回復するために24時間体制で取り組んできました。我々は米国現地時間の3月13日月曜日の朝にUSDCのミントとバーン処理を開始し、現在バックログを処理しています。我々は新たな24時間365日対応可能な取引銀行を新たに見つけるなど、まだまだやるべきことはありますがその都度コミュニティに進捗状況をお知らせしていきます。」とUSDCの信頼回復に向けて動いていることを強調した。

また同社は、USDC準備金を強化するための継続的なイニシアチブの一環として、USDCのミント・バーンを支援するためにニューヨークメロンバンク(BNYM)で準備金の現金部分を保持していることを明らかにした。(※取引銀行パートナーで保有する限られた資金を除く)さらに現在準備金の大部分に関しては、BlackRockが管理し、BNYMで保管されているサークル・リザーブ・ファンドに運用されており、主に短期の米国債で構成されていることを明らかにした。

ペッグ回復後も継続的に行われるオペレーション

仮想通貨データ分析会社のナンセンによると、今回のミント及びにバーンはこれまで行われたオペレーションの一部であることがわかる。オンチェーンデータによるとサークル社はこれまでに、3月10日~13日の間にバーンを約2.8B、ミントを約955M USDC分行い、この7日間で約5.6Bバーン、約1.8BUSDCミントしたことが明らかになっている。

サークルCEOのジェレミー・アレール氏、「シリコンバレー銀行が保有する33億ドルの資金にアクセスできる」

サークルのCEO兼共同創設者であるジェレミー・アレール氏は3月14日のブルームバーグ・マーケッツにて、シリコンバレー銀行が保有する33億ドルの資金にアクセスできることを明らかにした。またアレール氏は、SVB から「すべてではないにしても、すべてに非常に近いもの清算できたと思っています。」と述べており、ここでも信頼回復に向けて動いていることを強調した。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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