ジョージア国立銀行(NBG)は3日、リップル(XRP)を自国のCBDCプロジェクトのデジタルLari(GEL)のパイロット実験公式技術パートナーとして採択した。同パイロット実験では、リップルのCBDC技術を試用し、公共部門、ビジネス、小売などの実用的なユースケースを評価する。
NBGはリップルの「プロジェクトへの深い理解、明確な開発ロードマップ、段階的な展開」などの理由から、デジタル通貨のパイロットプロジェクトのパートナーとして選出。リップルのCBDCデジタルインフラやトークン化の経験も評価された。
NBGのナティア・トゥルナヴァ臨時知事は「すべての候補者を徹底的にレビューした後、GELのパイロットプロジェクトの公式技術パートナーとして選択した。技術的な優れた能力とそのチームの専門知識のためだ」と語った。今後、ジョージア国立銀行とリップルは、プロジェクトの実行と段階的な展開計画を共同で計画する。
NBGはリップルCBDCプラットフォームを採用。同プラットフォームは、機関投資家と個人投資家のプライベートレジャー上のCBDCや、ステーブルコインの発行といった様々なユースケースに対応する。レジャー技術とは、取引記録を保持するシステムのことを指す。同プラットフォームは、効率性の高いレイヤー1ブロックチェーンXRP Ledger(XRPの取引を記録するシステム)をベースに、デジタル通貨の発行と管理を可能にする。
リップルはCBDCとの連携で存在感を示す
リップルは5月、CBDCおよびステーブルコインを発行・管理・取引・償還するためのプラットフォーム、リップルCBDCプラットフォームを発表。リップルは同月、香港金融管理局(HKMA)によるCBDC「デジタル香港ドル(e-HKD)」プロジェクトに参加を表明していた。現在リップルは、異なる国の政府や中央銀行と5つのパイロットプログラムを進めている。大手決済会社マスターカードは8月、CBDCの利点と制限とより深い理解を目的に、リップルらブロックチェーン関連企業を含む7社とのパートナーシッププログラムを結成していた。暗号資産トラッキングサイトコインゲッコーのレポートによれば、各国のCBDCの開発スピードに関しては、発展途上経済が先進経済よりもCBDCにおいて速い進展を見せている。
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