トラスティッド

XRP価格が11%下落 ホルダーは希望と現実の間で停滞か

4分
投稿者 Abiodun Oladokun
編集 Shota Oba

概要

  • XRPの価格は11%下落し、投資家は利益を保持しつつ損失を抱えている。
  • 先物市場データによると、ロング/ショート比率が30日間の高値を記録し、反発への楽観的な見方が示されている。
  • XRPは岐路に立っている。売りが続けば$2.63に向かう可能性があり、感情の変化があれば$3.22まで上昇する可能性がある。
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リップル(XRP)は過去1週間で約10%下落し、市場全体で売り圧力が強まっている。 7月のブームでは過去最高値の3.66ドルを記録し、多くの投資家が利益を確保したが、その後のボラティリティ上昇がセンチメントを揺さぶっている。これは保有者に何を意味するのか。

XRPトレーダー、損失にもかかわらず利益を維持

Glassnodeのデータによれば、XRPのネット未実現損益(NUPL)指標は現在「利益–否認ゾーン」に位置している。これは、価格下落が続いているにもかかわらず、多くの投資家が依然として含み益を保持していることを示す。詳細はこちら。

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XRP Net Unrealized Profit/Loss
XRPネット未実現損益 出典:Glassnode

NUPLは未実現利益と未実現損失の差を測定するオンチェーン指標であり、市場サイクルにおける投資家心理を把握できる。利益段階では楽観が広がり、否認段階では下落を認めず反発を期待する傾向が見られる。

XRPがこの「利益–否認ゾーン」にあり、かつ直近で11%下落したことは、保有者心理の揺らぎを示唆している。とはいえ、多くの投資家は依然として下落を否定し、上昇再開に望みをつないでいる。

XRP先物、価格圧力にもかかわらず強気バイアスを示す

一方で、XRPのロング/ショート比率は上昇しており、先物市場参加者が反発を期待していることが浮き彫りになっている。詳細はこちら。

CoinGlassのデータでは、この比率は直近30日間で最高の1.05に達している。ロングポジション(買い)がショートポジション(売り)を上回っており、トレーダーの強気スタンスが確認できる。

XRP Long/Short Ratio.
XRPロング/ショート比率 出典:Coinglass

ロング/ショート比率は、市場参加者の期待を測る基本指標。1を上回れば強気、1を下回れば弱気を示す。今回の水準は、ボラティリティと売り圧力が続く中でも反発期待が根強いことを示している。

XRPの岐路

記事執筆時点でXRPは2.887ドルで推移している。市場が強気に傾けば3.222ドルまで反発する可能性がある。

XRP Price Analysis.
XRP価格分析 出典:TradingView

一方で、売り圧力がさらに強まれば、2.637ドルまで下落するリスクも残されている。現在のXRPは岐路にあり、短期的な方向性は市場参加者のセンチメント次第となる。

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アビオドゥン・オラドクンはBeInCryptoのテクニカルおよびオンチェーンアナリストで、同氏は分散型金融(DeFi)、リアルワールドアセット(RWA)、人工知能(AI)、分散型物理インフラネットワーク(DePIN)、レイヤー2、ミームコインなど、さまざまな分野の暗号通貨のマーケットレポートを専門としている。以前、同氏はAMBCryptoで、Messari、Santiment、DefiLlama、Duneなどのオンチェーン分析プラットフォームを活用し、様々なアルトコインの市場分析と技術的評価を行った。さらに、SixthSense DAOのリサーチアナリストとして、盗まれた資産の履歴を追跡するブロックチェーン・フォレンジック・ツールを開発した。同氏はイバダダン大学で法学部の学位を取得している。
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