XRPは過去1週間、ほぼ横ばいの取引パターンを続けている。3.34ドルで抵抗線に直面し、3.11ドルで下値を支えている。ただし、新たなオンチェーンデータは、このアルトコインが水面下で大きな上昇に向けた動きを進めている可能性を示している。以下、その分析の詳細を示す。
XRPの売り圧力が緩和
Glassnodeによれば、XRPの流通供給量のうち中央集権型取引所に保管されている割合が最近減少している。現在は月間で最低水準の5.66%となり、8月9日以降で3ポイント低下した。
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中央集権型取引所における残高比率が下がることは、即座に売却可能なトークンが減少することを意味する。この動きは、投資家が保有資産を長期保管に移していることを示唆し、資産の将来的な価格動向に対する信頼の高まりを反映している。
XRPの場合、月間最低水準まで低下したことは売り圧力の緩和を示すものであり、現状の横ばい基調を踏まえると、売り方の流動性低下が短期的な上昇に向けた環境を整える可能性がある。
さらに、XRPの流動性ヒートマップでは、現行水準のすぐ上である3.4ドルに資本が集中していることが確認される。

清算ヒートマップは、レバレッジポジションのクラスターが解消される可能性のある価格帯を示す。歴史的に、こうした資本クラスターは短期的な強気相場を引き寄せ、トレーダーが流動性ゾーンを狙う傾向がある。
このため、3.4ドル付近は価格を引き上げる「磁石」のように機能し、XRPを押し上げて清算を誘発し、その注文が消化される可能性がある。
XRP、3.66ドルを視野に市場の調整圧力に直面
本日の市場全体の下落を受け、XRPは3.11ドルのサポート近辺で推移している。強まる上昇圧力が、3.34ドル突破に向けた動きを後押しする可能性がある。この水準を超えれば、3.66ドルまで上昇余地が広がる見通しだ。

一方で、このサポートが維持できず価格がチャネルを下抜ければ、弱気基調が強まりかねない。
その場合、重要な心理的節目である3ドルを下回り、2.98ドルまで下落して下値模索となる可能性もある。
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