国内NFTコレクション「LLAC(Live Like A Cat)」デザイナーの猫森うむ子氏の作品が全国展開を見せつつある。11月には、京都市京セラ美術館(京都府)で新作を展示する。同氏がTwitterで発表した。
京都市京セラ美術館(旧京都市美術館)は1933年開館の公立美術館であり、2020年3月にリニューアル・オープンした。リニューアル・オープンに伴い、現代アートに対応した新館「東山キューブ」、京都画壇の名品を紹介する「コレクションルーム」、新進作家を支援する「ザ・トライアングル」など、多様な時代・ジャンルのアート展示を行っている。
猫森うむ子氏の作品展示は、2月から3月にかけて、足利市立美術館(栃木県)の企画展「名画の旅 江戸時代から現代まで」で開催された。5月には、東京・渋谷でのポップアップイベント、7月には静岡で「LLACアート展」開催を予定するなど全国的な展開を見せつつある。
LLACは22年12月にローンチしたジェネレーティブNFT。コレクション点数22,222点のうち、約3分の2を運営チームが保有し、残り3分の1を販売するという、当時のNFT業界では珍しいスタートを切った。抽選でAL(優先購入権)を配布されたユーザーは0.001ETH(約160円)でNFTをミントでき、ローンチ直後から二次流通価格が高騰したことで話題に。
NFTマーケットプレイス「OpenSea」によると現在、LLACの累計取引高は1,701ETH(約4億7,900万円)、最低取引価格1.05ETH(約29万6千円)となっている。
現在、LLACが展開している主な事業は以下の通り。
- NFTセミナー・ウェビナーの定期開催
- 公式ECショップ「またたび屋」でのグッズ販売
- リアルアート展示
- コワーキングプレイス「LLACハウス」建設(愛媛県今治市)
- チャリティオークション開催や個人スポンサー就任による社会還元活動
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