イーサリアム・ブロックチェーンで17日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の出金総額が100万枚(2,800億円相当)を突破した。中国人暗号資産アナリストWu Blockchain氏がTwitterで速報した。
イーサリアム・ブロックチェーンは13日、大型アップグレード「Shapella(上海)」の実装に成功。これにより、ステーキングされている約1,800万ETHおよび、バリデータノードのステーキング報酬引き出しが可能となった。
暗号資産のトークンアンロック情報を提供する「Token Unlocks」によると、出金待ちのイーサリアム枚数は記事執筆時点で87万3,000ETH(2,460億円相当)。
トークン・アンロック(Token Unlock)とは、運営チームや開発者、初期投資家といったプロジェクトの貢献者に割り当てられたトークンが、一定期間、出金制限された後に放出されるイベント。一定期間の経過によって権利が確定される契約条件は「べスティング(Vesting)」と呼ばれ、大量売却によるトークン価格下落を避けるために設定される。
イーサリアムは前週比12.7%高を記録し、一時2,100ドルまで回復。この水準を上回ったのは2022年5月のテラ(LUNA)ショック以来、11ヶ月ぶりとなる。
なお、イーサリアム・ステーキング最大手のリド・ファイナンス(Lido Finance)は、イーサリアム出金をまだ開始していない。ステーキングされているイーサリアムのうち、約31%に相当する572万ETH(1兆6千億円相当)がリド・ファイナンスに集中している。
Follow us on:
X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル
免責事項 - Disclaimers
当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
