カルダノ(ADA)の開発を行うInput Outputは13日、カルダノの迫る次期アップグレード「Changハードフォーク」の一環であるPlutus V3についてのブログを公開した。チャールズ・ホスキンソン創設者は、Plutus V3はCardano上のdAppsとブロックチェーンの相互運用性をもたらすと指摘する。
Plutus V3 is massive upgrade coming with the Chang hardfork that brings so much to the table for Cardano DApps and blockchain interoperability https://t.co/0ZSTQFJLK4
— Charles Hoskinson (@IOHK_Charles) February 12, 2024
Input OutputとMLabsが共同で開発したPlutus V3は、パフォーマンス、スループット、スマートコントラクトのサイズ、プラットフォーム能力に注目し、Cardanoのスマートコントラクト環境に革新をもたらすという。このアップグレードにより、開発者はスマートコントラクトをより効率的かつ簡単に作成・展開でき、コスト削減と新規参入が促進される。アップグレードは、SanchoNetと呼ばれるテストネット上で利用可能となり、開発者は新しい機能を試すことができる。
イーサリアムとの互換性が改善
Plutus V3の最も重要な点は、開発者がイーサリアムからスマートコントラクトを容易に移行できるようにすること、および新たなサイドチェーンブリッジの作成を可能にすること。これにより、Cardanoはより多くの開発者を惹きつけ、エコシステムの拡大を試みる。カルダノではPiamaなどが相互運用性ソリューションを提供してきているが、他のチェーンとの互換性が課題とされてきた。
プログラムの実行速度は30%向上
さらに、Plutus V3は開発者が利用できるツールと機能を拡張し、スマートコントラクトの作成における新しいアプローチを提供する。新しく追加された「Sums of Products(SOP)」機能が、様々なタイプのデータを直接表現できるようになり、スクリプトがより小さく、より手頃な価格で、プログラムの実行速度が30%向上する。Input OutputはCardanoのスマートコントラクトの採用と開発者体験の向上は、エコシステムの成長に不可欠であると指摘した。
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