アンドリュー・テート氏がハイパーリキッドで新たに数百万ドル規模のビットコイン(BTC)ロングポジションを高レバレッジで再開した。
このポジションはすでに含み損となっており、清算リスクのある価格近辺に位置している。今後の維持は、トレーダーがビットコインの次の動向を占う上で注目する米連邦準備理事会(FRB)の金利決定次第となる可能性がある。
アンドリュー・テート氏、ハイパーリキッドで40倍ビットコインロングを再開
この40倍レバレッジのロングポジションは57.36BTC分で、名目上の価値は約375万6000ドルとなる。本稿執筆時点で約3万1277.8ドルの含み損となっている。
今回の新規ポジションは、これまで損失が目立つ同氏の取引履歴に加わるかたちとなる。テート氏は分散型パーペチュアル先物取引所であるハイパーリキッドで、最も注目される清算記録の一つを築いてきた。
Lookonchainによると、テート氏はこれまでに107回清算されている。11月時点で累計損失は約80万ドルに達した。
FRB決定、ビットコインを左右
今回のテート氏の取引は、ビットコインが下落基調となるタイミングで行われた。このポジションの清算価格は6万5216ドルで、ビットコインは直近で6万5466ドルまで下落し、過去24時間で約1.3%下げている。
現状の市場価格と清算ラインの差はごくわずかとなる。
この市場の弱含みは、FRBのケビン・ウォーシュ議長就任後初となる政策金利決定を控えているためと見られる。市場は圧倒的に現状維持を織り込んでおり、政策金利は3.50%〜3.75%の範囲で据え置かれるとの見方が支配的となる。
大手トレーディング企業ウィンターミュートは、この決定が暗号資産市場の短期的な主要要因になると指摘する。トレーダーは政策判断の内容だけでなく、インフレや今後の金利見通しに関するFRBの発信にも注目する構え。
「コアインフレの鈍化と原油安を受けたハト派的な解釈が緩和継続の鍵になる。一方、ヘッドライン4.2%ならタカ派的解釈でその流れは止まる」 と同社記している。
テート氏のレバレッジロングが維持されるかどうかは、最終的にウォーシュ議長が水曜日に示す見通し次第だろう。タカ派的な発言があればリスク資産への圧力となり、テート氏の清算ラインを下回る可能性もある。一方、ハト派寄りなら短期的な下支え要因となり、ポジションが回復する余地が出てくる。
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