Bitcoin btc
$ usd

アップルmacOSを狙うハッキングツール流通|暗号通貨詐欺の危険も

3 mins

海外サイバーセキュリティ会社Guardzは2日までに、macOSを狙ったマルウェア(侵入用ハッキングツール)HVNC(Hidden Virtual Network Computer)をダークWeb上で発見した。このハッキングツールによる攻撃を受けた場合、個人情報の漏洩や暗号通貨詐欺の被害が発生する恐れがある。

マルウェアHVNCは現在、Venture 13.2までのmacOSで動作するとされる。macOSを常に最新バージョンにアップデートしておく、アップル公式のApp Store以外でむやみにアプリをダウンロードしない、公共のWi-Fiを利用しない、有料VPNツールを利用するなどの対策が必要となる。

Guardz社では、サイバーセキュリティの最新動向を探る上で米OpenAIが開発する対話型生成AI「ChatGPT」を活用。ダークWebにおけるmacOSの脆弱性が判明したため、露サイバー犯罪フォーラムExploitの調査を実施した。その結果、問題とされるハッキングツールHVNCは2023年4月から利用可能で、とりわけ中小企業が所有するmacOSデバイスを標的としたマルウェアであることを明らかにした。

ハッキングツールHVNCを販売する投稿には「10万ドルの保証金」というタイトルで以下の内容が記載されている。

生涯価格6万ドルで、この脅威の主体(ハッキングツールHVNC)は永続性をサポートする。ユーザーからの許可を要求することなく実行され、リバースシェルとリモートファイルマネージャーを備え、10から13.2までの幅広いmacOSバージョンで悪意のあるツールを提供する。

Guardz社最新ブログ

免責事項

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

Shunsuke-Saito.png
Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事する。国内暗号資産メディアにて専属ライター・編集などを経て、23年3月、ジャーナリストとしてBeInCrypto...
READ FULL BIO
スポンサー
スポンサー