トラスティッド

ARK社、初の現物型イーサリアムETFを米SECへ申請|ETH2.5%上昇

4分
投稿者 Shunsuke Saito
編集 Shigeki Mori

概要

  • 米資産運用会社ARKは7日、同社初となる現物型イーサリアムETFをSECに申請した
  • ARK社による現物型イーサリアムETFの申請が発表された7日未明、イーサリアムは1615ドルから1655ドルまで2.5%急騰した
  • 現在、米国では先物型イーサリアムETFの承認が待ち望まれている状況でもあり、米SECによる初回の回答期限は10月中旬の予定
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資産運用会社アーク・インベスト・マネジメント(以下、ARK)は7日、同社初となる現物型イーサリアムETF(上場投資信託)を米証券取引委員会(SEC)に申請した。この発表の直後、暗号通貨イーサリアム(ETH)は2.5%上昇し、1655ドルに達した。なお、ARK社のキャシー・ウッドCEOはビットコイン強気派として知られ、多くの投資家が同氏の投資戦略に注目している。

ARK社は今回、スイスの暗号資産(仮想通貨)投資会社21シェアーズと連携し「Ark 21Shares Ethereum ETF」を申請した。同社が申請する現物型イーサリアムETFはビットコインETFと同様、米暗号資産取引所コインベースをイーサリアムのカストディ(資産保管先)とする。なお、資産運用大手ヴァンエックも同日、現物型イーサリアムETFを申請している。

米国では過去にも数社がイーサリアムETFを申請しているが、いずれも却下されてきた。ARK社の現物型イーサリアムETFが承認された場合、米国における初事例となる。また現在、米国では先物型イーサリアムETFの承認が待ち望まれている状況でもあり、米SECによる初回の回答期限は10月中旬に設定されている。

ARK社による現物型イーサリアムETFの申請が発表された7日未明、イーサリアムは1615ドルから1655ドルまで2.5%急騰した。上昇は短時間で終わり、現在価格は1638ドル。

直近24時間のイーサリアム価格(BeInCrypto Japan

イーサリアムETFおよびビットコインETFの申請状況は

暗号資産ファンド大手グレイスケールは8月30日、同社の店頭取引(OTC)商品「グレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」のETF転換をめぐる裁判で、米SECに勝訴した。なお、米SECは同31日、資産運用大手7社が申請していた現物型ビットコインETFについて判断を延期したが、多くの専門家が暗号資産ETFは今後推進されると予測している。

米SECのジェイ・クレイトン前委員長は1日、大手メディアCNBCとのインタビューで、現物型ビットコインETFの承認は不可避であり、「先物商品と現物商品の二分法は永遠には続かない」とコメント。資産運用会社バーンスタインが4日に公開した最新レポートによると、イーサリアムは、機関投資家にとっての最重要マーケットであるシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)先物市場やスポット市場など、ビットコインと類似した市場構造を持っている。このことから、イーサリアムはビットコインに続いて現物ETFの最有力候補になると予測している。

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Shunsuke-Saito.png
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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