日本発のパブリックブロックチェーンアスターネットワーク(ASTR)は18日、74%の急騰を見せ、年初来最高値を更新した。本稿執筆時点でのASTRの価格は0.1399ドルで取引されている。ASTR価格の急騰には韓国暗号資産(仮想通貨)取引所のUpbitへの上場が起因しているとみられる。

Upbitの取り扱い開始は同日16時半からで、取り扱い開始直後より価格が急騰した。急騰を受けASTRの時価総額は75位へ上昇した。国内仮想通貨取引所のビットバンクでは急騰を受けサーキットブレイクが一時的に発生した。暗号資産データプロバイダーのKaikoの10月のレポートによれば、韓国の取引所では、大部分の取引量がアルトコインから来ている。Upbit上では、ETHとBTCの取引量はそれぞれ2%と9%に過ぎないという。同取引所は20年には市場シェアが50%未満だったが、21年5月には約85%に急上昇。以降Upbitは韓国取引所の大部分のシェアを獲得している。
アスターネットワークの創設者、渡辺創太氏はUpbitへの上場を受け、「韓国市場にこれまで以上にフォーカスしていきたい。日韓で相互に学べることが多くある」と語った。
アスターネットワーク(ASTR)とは?
アスターネットワークは、ポルカドットのパラチェーンとして開発された、分散型アプリケーションを構築するためのプラットフォームであり、日本発のパブリックブロックチェーン。WebAssembly仮想マシンは多くのプログラミング言語(Java、Rust、C++など)と互換性があるため、多くの開発者がアスター上でWeb3の開発が可能になっている。9月にはポリゴン(MATIC)と協業し、イーサリアム(ETH)のレイヤー2となる「Astar zkEVM Powered by Polygon」を発表した。AsterzkEVMは24年の第一四半期でのローンチが見込まれている。アスターネットワーク創業者渡辺創太氏率いるStartale Labsは7月「Startale Service Cloud」の今後のリリースを明かし、ブロックチェーンの要素を垂直統合型に一括提供を目指すとしている。
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