グルメアプリSARAH(サラ)の運営企業SARAHは6日までに、レイヤー1ブロックチェーンAvalanche(アバランチ)開発企業AvaLabs(アバラボ)とパートナーシップを締結した。アバラボは米ニューヨークに拠点を置くWeb3スタートアップ。SARAHは今後、アバランチ・チェーン上でアプリ内トークンやNFTの発行を行う。
SARAHはメニュー単位でユーザーが食べたものを投稿・検索できるグルメアプリとして、2015年にリリースされた。現在、月間利用者は200万人、口コミ数は100万件を突破している。アバランチ・チェーンの基軸通貨AVAXは、国内取引所SBI VCトレード、DMMビットコインなどで取り扱いがあり、日本居住のユーザーも購入可能。
SARAHは2022年末より一部ユーザーを招待し、Discordコミュニティを開設したところ、自発的にオフ会が開催されるなど分散型自律組織(DAO)に近い動きが見られるようになった。6月にはオフチェーンでアプリ内トークン「UME」の発行を開始。ユーザーはグルメ投稿を行うことでUMEトークンを獲得できる仕組みで、同トークン導入により、ユーザーのエンゲージメント指標は向上した。
SARAHはアバランチ・チェーン上で独自トークンやNFTを発行することで、上記のようなユーザーの自律分散的な行動を促すのが狙いだ。これに加えて、アバランチのブロックチェーンを活用したトークン・インセンティブの仕組みを導入し、新たな価値の共創を目指す。具体的には、店舗の紹介、オフ会の開催、予約の調整、お気に入りの店舗の応援、レシピの共有、常連客の紹介といった行動を起こすことで、トークン・インセンティブが得られるシステムを構築するもよう。
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