アナリストのベン・カウエン氏は、近く予定されるAnthropic(アンソロピック)の新規株式公開(IPO)がビットコイン(BTC)から投資家の関心を奪う可能性を警告する。同氏は、ビットコインは反発基調を維持するためすでに苦戦していると指摘した。
Into The Cryptoverse創設者のカウエン氏は、6月のスペースX上場を前にビットコインが下落した事例を前例として挙げた。同氏は、資金が再び生成AI(人工知能)関連銘柄へ回る可能性を指摘する。
AnthropicのIPO、SpaceXと同様の動き
Claudeチャットボットの開発元であるAI企業Anthropicは、6月に非公開でIPO申請書類を提出した。最短で今秋にも上場を目指すと報じられている。一部推計では企業価値は約2兆ドルに達する見通し。
カウエン氏は、SpaceXの上場前にも同様の動きでビットコインが売られたと主張する。AI関連株への投資家の関心が高まり、上場を控えた数週間でビットコインが下落したと分析した。
「おそらく1〜2か月後にAnthropicのIPOが控えている」
カウエン氏は、ビットコインの強気・弱気シグナルを整理した同動画内でこう述べた。そのスコアカードには同氏が繰り返し警戒を促してきた5万3000ドル実現価格への警告も含まれる。
ビットコインの上昇が停滞
ビットコインは、BeInCryptoのデータによると7万6966ドル付近で推移し、過去24時間で1.73%下落している。大手銀行各社はAnthropicやOpenAIに対し、投資適格の信用格付け取得を促している。これはウォール街が上場間近と見ていることを示す。
ビットコインは8月の上昇局面後、8万3000ドル近辺まで上昇したが、ここ数週間は8万ドル超維持に苦慮している。
カウエン氏の主張は、勢いには限界があるという点にある。今秋、個人・機関投資家の関心がAI関連上場企業に集中すれば、ビットコインのモメンタム喪失もありうる。持続的な上昇には同様の投機的関心が不可欠。
この資金移動が現実となるかは、Anthropicの上場時期がビットコインの次の価格テストとどれだけ近いかにも左右される見通し。









