トラスティッド

バイナンス新CEOがブログで所信表明=グローバル規制への貢献目指す

4分
投稿者 Shigeki Mori
編集 Shigeki Mori

概要

  • バイナンス新CEOに、米国外地域市場責任者のリチャード・テン氏が就任し、初めて所信表明をブログに投稿した
  • 同社の事件は和解金43億ドルという米国金融史上最大規模の和解金で一応の収束を見た
  • テン氏は規制当局への協力と消費者保護を強調しつつ同社の安全性・信頼性の維持を強調した
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暗号資産取引所最大手「バイナンス」のリチャード・テン新CEOは27日、就任後初めてブログを投稿し、同社の展望を表明した。主に規制当局との協力に焦点を当てた。

同社の創設者で元CEOのチャンポン・ジャオ氏が先週、米国司法省の告訴に対して有罪を認め、司法取引の一環として、5000万ドルの罰金を支払い、CEOを退任することにも同意したことは既報の通りだが、司法省が指摘する”脱CZ”には課題も多いとの声もある中で、自身のビジョンを説明した。

規制当局への協力と消費者保護を強調

ブログの中でテン氏は、同社は暗号資産業界を牽引する一員として、

政策立案者との協力にこれまで以上に注力する必要がある。そうしてこそ、重要な消費者保護を提供しながらイノベーションを促進する、世界的に調和された規制の枠組みの構築に効果的に貢献することができる。

と、規制当局への協力を強調した。

1億6000万人とされる同取引所のユーザーに対しては、「バイナンスの財務力、セキュリティ、安全性に自信を持っていただきたい」として上で、

継続的に改善してきたプルーフ・オブ・リザーブ・システムから、セキュア・アセット・ファンド・フォー・ユーザーズ(SAFU)緊急基金に至るまで、私たちはプラットフォームの完全性において安心していただけるよう尽力している。

と消費者保護を継続してを重視していくことも強調した。

マネーロンダリング、詐欺、制裁違反の疑いから和解金43億ドルという米国金融史上最大の企業和解事件となった今回のバイナンス事件。テン氏はCEOに就任する前は、同社の米国外地域市場のグローバル責任者として辣腕を振るってきたほか、シンガポール金融庁の企業財務部長を務めていた経歴もある。世界的に見た暗号資産業界の「真の冬」から脱却できるか、その双肩にかかっている。

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Shigeki_Mori.jpg
大阪府出身。日本では雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州では日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきた。近年は暗号資産関連の記事の執筆や翻訳、コンテンツ・マネジメントを行っている。
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