暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)が11日朝、30,000ドルを突破した。この水準を上回ったのは2022年6月以来で、年初の16,500ドル台から約80%上昇した。
ビットコインは記事執筆時点で、前日比6.5%高の30,128ドルにて取引されている。
ビットコインは21年11月に過去最高値(ATH)となる69,000ドルを記録後、長期的な下落が続いていた。22年5月にはテラUSD(UST)と関連トークンのルナ(LUNA)が暴落し、7月には暗号資産ヘッジファンド「スリー・アローズ・キャピタル(3AC)」が破綻。11月にも米大手暗号資産取引所「FTX」が破綻するなど、市場全体が冷え込んでいた。
23年に入り、米労働省がCPI(米消費者物価指数)を発表した1月12日前後から買い戻しが先行し、ビットコインは反発を開始。3月には米中堅地銀が相次いで破綻し、中央集権的な伝統的金融(TradiFi)への不安が高まった結果、ビットコインへの買いがさらに集まった。
30,000ドルは心理的な節目であり、かつ強いレジスタンスライン(上値抵抗線)でもある。そのため一時的な反落も予想されるが、大きく超えるようであればこの先のトレンド転換も視野に入る。
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