ビットコインのマイニング難易度、2026年で2番目の大幅下落で10%減

  • ビットコインの難易度はブロック番号953,568で10.09%下落し、2026年で2番目の大幅下げとなった。
  • 6月の価格下落でビットコインは6万ドルを割り込み、マイナーの利益率が圧迫された。
  • マイナーは採掘を抑制し、AI事業へ転換する動きを強め、一時的にハッシュレートを停止した。
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ビットコイン(BTC)のマイニング難易度が2026年で2番目に大きな下げ幅を記録した。ブロック953,568で10.09%低下。

今回の調整は、ネットワーク史上11番目に大きな下落であるとGalaxy Researchが指摘。

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ビットコインのマイニング難易度が下落した理由

難易度は138.9兆から124.9兆へ減少した。6月の価格急落でマイナーの利益率が圧迫され、ハッシュレートがオフラインとなったことが背景。

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ビットコインのマイニング難易度調整。出典: X/Galaxy Research
ビットコインのマイニング難易度調整 出典: X/Galaxy Research

ビットコインは2016ブロックごとに難易度を調整し、平均ブロック生成時間を10分前後に維持している。マイナーが機器を停止すると、ネットワークのバランス調整のため難易度も下がる。

今回の下落は、2026年で3回目の大幅な下方修正となる。2月と3月には、それぞれ11.16%、7.76%の下落があった。今回の下落もビットコイン全体の下落局面で発生。

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「約15%の6月下落がマイナーの利益率を圧迫した。今回のエポックは目標の14日より長い15.6日となり、ハッシュレートがオフライン化した」とGalaxy。

今月はビットコイン価格の大幅下落がみられた。価格は一時6万ドルを割り込んだが、米国とイランの合意期待を受けて先週は6万4000ドル超に戻した。

売り圧力でハッシュプライス(日次のマイニング収益指標)はペタハッシュ毎秒あたり30ドルを下回った。

「この水準はマイナーにとって重要で、企業の諸経費や借入返済・拡張投資を除く粗利益ギリギリに近づくか、下回る。高効率機器を備えた事業者は低水準でも利益を維持できるが、旧世代マシンや電力コストの高い事業者ほど収益減でオフライン化しやすい」とTheEnergyMagは指摘

ビットコインマイナー、採掘縮小とAI転換

今回の下落の一因は経済要因だが、もう一つの要素は、マイニングに使われていた電力を生成AIや高性能コンピューティング(HPC)の用途へ転換する動き。

「複数の上場マイナーは、AI/HPC向け契約に合わせて自社設備を改修し、マイニング機器の稼働を停止するか成長を抑制している。これにより電力自体の利用は継続しても、ビットコインのハッシュレートはネットワークから消失する」と同ブログ。

一方、テキサス州もボラティリティ増加の要因となった可能性がある。6月から4CP(Four-Coincident-Peak)シーズンが開始。大口のERCOT利用者は、翌年の送電コストを決定する夏場4回のピーク時を回避している。

「ビットコインマイナーにとって、4CP対策は潜在的な月間ピーク時間帯で採掘量を大幅に削減する強いインセンティブとなる。中でもテキサス州は北米最大級のマイニング市場であり、ピーク時に大量のマイニング負荷がネットワークから一時的に落ちる要因となりえる。ネットワークのハッシュレートが6月初めの水準から回復している点から、減少の一部は一時的なカットで恒久的な撤退ではなかった可能性が高い」とTheEnergyMag。

難易度低下は稼働を続けるマイナーにとって一時的な恩恵となる。次の2週間のエポックでは、1ブロックあたり必要な計算量が減少し、運用中のハッシュレート単位当たりで獲得できるビットコイン量が増加。

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