トラスティッド

【2023年8月】ビットコイン価格予想|下落基調もトレンド転換間近か

6分
投稿者 Shunsuke Saito

概要

  • ビットコイン価格は7月13日に年初来高値の3万1800ドルを記録後、急落した。21日に3万ドルの抵抗線をブレイクダウンし、下落が加速
  • 日足チャートのRSI(相対力指数)と値動きは弱気を示唆も、6時間足チャートのエリオット波動分析によると、トレンド転換間近の可能性も
  • 2万8861ドルを終値で下回った場合、調整は継続し2万8000ドルまでさらに下落する可能性も
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ビットコイン(BTC)価格は7月21日に抵抗線(レジスタンスライン)を割り込み、下値を探る展開が続いている。日足チャートで見ると値動きもRSI(相対力指数)も弱気を示唆している。一方、6時間足チャートの分析を見ると、まもなく大底を迎え、強気トレンドへ転換する可能性を示している。

ビットコイン価格、3万ドルの抵抗線をブレイクダウン

ビットコイン日足チャートのテクニカル分析は現在、弱気トレンドを示している。7月13日、ビットコイン価格は3万1800ドルと年初来高値を更新したが、その後反落。同14日、前日の上げ幅を全戻しする陰線が出現した。陰線(赤丸)が前日の陽線を完全に飲み込むローソク足パターンは、しばしば下降トレンドの可能性を示している。

ビットコイン価格はその後、しばらく3万ドルの抵抗線上にとどまった。しかしながら23日、3万ドルを割り込んだ。このブレイクダウンは、3万ドルをブレイクアウトした直近の動きを乖離とみなすもので、弱気の動きの後に急落することが多い。

日足チャートの相対力指数(RSI)は50を下回っており、明らかに弱気トレンドを示している。さらに、6月23日以降に形成されている弱気ダイバージェンス(チャートの値動きとインジケーターの逆行現象)を観測した(緑線)。弱気ダイバージェンスとは、価格が上昇する一方でインジケーターが下降している状態。上昇の勢いが弱まっていることを示唆しており、ダイバージェンス現象が観測されると、相場が反転しやすいとされる。

BTC/USDT日足チャート(Trading View

RSI(相対力指数)とは:
暗号通貨が買われすぎか売られすぎかを判断し、市場の過熱感を示すオシレーター系のテクニカル指標。数値は0~100で表され、一般的に50以上で強気トレンド、50以下で弱気トレンドと判断される。

ビットコイン価格予想:調整完了間近も、2万8842ドルを割ると下落継続

日足チャート同様、6時間足チャートのテクニカル分析もビットコインの調整局面を示唆しているが、調整が完了間近にある可能性も示している。

エリオット波動に基づき波動カウントを分析すると、6月14日以降、ビットコイン価格は上昇局面で推進5波を描いている。この波動カウントが正確なものであるならば、その後ビットコインはダブルスリー(W-X-Y)の調整パターンを経験したことになる。

7月24日、ビットコイン価格はフィボナッチ・リトレースメント(相場反発での買いや相場反落での売りのポイントを探る指標)の0.382ライン(緑色のアイコン)で反発した。同理論によると、価格が上昇・下降の方向に大きく変動する時、価格は一方向に進む前に、以前の価格水準まで部分的に反転する。

しかも、この時の跳ね返りは下降チャネルの下値支持線(サポートライン)と一致している。このことから、チャネル内での動きは修正パターンだった可能性が高い。しかし調整完了を確認するには、下降チャネルからのブレイクアウトが必要となる。その場合、年初来高値の3万1800ドルまで上昇する可能性が高い。

エリオット波動とは:
トレンドの方向感を判断するための分析方法。エリオット波動の基本形は推進5波・修正3波とされる。相場が上昇トレンドの場合、5つの波動を描いて上昇し、3つの波動を描いて下降する。逆に相場が下降トレンドの場合、5つの波動を描いて下降し、3つの波動を描いて上昇する。

一方、24日の安値2万8842ドルを下回る動きは、調整がまだ完了していないことを意味する。その場合、下降チャネルにおける下値支持線の2万8000ドルまで下落する可能性が高い。これに加え、フィボナッチ・リトレースメントの0.618ラインとなる2万7300ドルをブレイクダウンして終値でも下回る場合、2万5000ドルまで下落する可能性がある。

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青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
筆者の紹介を全文表示
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