ビットワイズがドージコインETF「BWOW」を、上場から10カ月足らずで廃止する。資金流入が低迷し、運用を継続する意義が薄れたため。ドージコインを対象とするETFの需要が伸び悩むなか、他の運用会社も追随する可能性がある。
取引最終日は10月14日。保有を続ける投資家には、
買い手が現れなかったファンド
現物型ドージコインETFは、実際にドージコイン(DOGE)を保有し、通常の証券口座を通じてミームコインへ投資できる仕組み。
BWOWは2025年11月25日に上場し、年0.34%の手数料で提供。米国の現物型ドージコインETF3本の中で最安だったが、低コストは効果を発揮しなかった。
先週時点での純資産残高は72万1820ドル、3本合計1230万ドルの約6%にとどまった。SoSoValueのデータによると、累計資金流入超過額はマイナス123万ドルで、流出額が流入額を大幅に上回った。
グレースケールのGDOGには同期間で1170万ドル流入。21シェアーズのTDOGには163万ドル集まった。BWOWの9月9日の売買代金は5670ドルにとどまった。
BeInCryptoはローンチ週時点で早くも問題を指摘。公開48時間で200万ドル未満の資金流入、およびグレースケール初日の予想下回る始動を伝えていた。
ビットワイズは「投資家ニーズの変化に対応し商品ラインナップを見直す」と説明。実際の資金流入はほぼ無かった。
「ビットワイズは、進化する投資家ニーズに合わせ商品構成を最適化する中、本ファンドの清算を決定した」と発表は述べている。
保有者が留意すべき点
10月14日まで、BWOWは実際のドージコイン価格に対し1株当たり価値が上下動する。9月9日時点で1.24%下回っており、出来高の薄さから乖離が拡大する可能性もある。
基準となるミームコインのドージコインは0.0842ドル近辺、24時間で2.9%下落し、時価総額は約131億ドル。これが、ファンドがローンチから8月30日までに45.37%下落した主要因というのがビットワイズの説明。
ドージコインETFは2本が上場を維持しており、カテゴリー自体の消滅ではなくスポンサーの撤退となる。残る2本にとって1200万ドルが運用維持に十分か否かが今後の焦点。









