XRPレジャーの長年の設計者であり、リップルの元最高技術責任者(CTO)であるデビッド・シュワルツ氏が今週、公の場で「いつか時価総額でXRPがビットコインを上回る可能性がある」と発言した。
シュワルツ氏は最近のX Spaces討議で、このいわゆる「フリップニング」が起こり得るかという直接の質問に答えた。「はい、そう思う」と応じ、その上で重要な条件を付け加えた。
シュワルツ氏が「成長」が要因と考える理由
ビットコインの縮小によって起こるのではないとシュワルツ氏は述べた。XRPがビットコインよりも速いペースで成長することで実現すると考えている。
同氏は、このシナリオをデジタル資産市場全体の拡大という文脈で位置付けた。暗号資産全体が将来的により大規模になれば、主要資産は限られた資本を奪い合うのではなく、全体として価値が上昇する可能性があると述べた。
「だが、私はビットコインの縮小によってそれが起こるとは考えていない。XRPがビットコインよりも速く成長することで実現するだろう」とデビッド・シュワルツ氏は語った。
シュワルツ氏が強調した優位性は技術的な設計面にある。XRPレジャーは初めからビットコインよりも高速かつスケーラビリティに優れた決済ネットワークとして設計されている。トランザクション速度も高く、ビットコインの基盤技術では対応できない機能も提供している。
これらの特徴によって、XRPレジャーは単なる価値移転以上の機能を求めるユーザーや資本を引き寄せると同氏は指摘した。
過去の事例も、XRPが大幅な差を縮めてきたことを裏付けている。2017年末から2018年初頭には、XRPが一時的に時価総額でイーサリアムを上回り、2番目の規模となり、ビットコインとの差を大きく縮めた局面があった。
現在、ビットコイン逆転に必要な数値的根拠
シュワルツ氏はかつてXRPを約0.10ドルで一部売却したことも振り返っている。当時は0.006ドル付近から大きく上昇した後で、かつて100ドルのビットコインが非現実的に思われたのと同様だったと述懐している。
現在も数値の開きは依然として大きい。ビットコインは9月10日時点で約7万7165ドルで推移し、時価総額は約1兆5400億ドル。一方、XRPは約1.35ドルで推移し、時価総額は約850億ドル。ビットコインの規模はおよそ18倍となっている。
ビットコインの現在の時価総額にXRPが並ぶには、価格が約24.50ドルとなる必要がある(ビットコインの時価総額が変わらず、XRPの流通供給量約627億枚で算出)。仮にビットコインがさらに成長すれば、逆転に必要なXRPの価格も上昇することとなる。
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シュワルツ氏は、この逆転が必然や間近であるとはしていない。あくまで技術的な優位性や市場全体の拡大が成された場合の「条件付きの可能性」として述べており、ビットコインの崩壊が前提ではない。
それでも、XRPコミュニティの一部では活発な議論が広がっている。ただしビットコインとXRPの間には、現状として大きな隔たりがあることも今回の発言は強調している。









