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ブラックロックのビットコインETF、承認に向け進展|他大手金融も参入か

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更新 Shota Oba

ヘッドライン

  • ブラックロックはスポットビットコインETFの承認に向け、米国証券取引委員会(SEC)と複数回会合を開催している
  • 同社が提案するETFのメカニズム変更により、ウォールストリートの金融機関がビットコインETFに参加が可能となった
  • 認可された参加者(AP)は、これまで暗号通貨のみを使用して株式を作成していたが、現金でも株式作成が可能となる
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ブラックロックはスポットビットコインETFの承認に向け、米国証券取引委員会(SEC)と複数回会合を開催している。直近の会合は12日に実施され、これが3回目である。同社が提案するETFのメカニズム変更により、ウォールストリートの金融機関がビットコインETFに参加が可能となった。

認可された参加者(AP)は、これまで暗号通貨のみを使用して株式を作成していたが、現金でも株式作成が可能となる。この変更により、ビットコインを直接保有できない銀行がAPとして参加可能となる。これは、11月28日に米国証券取引委員会、ブラックロック、ナスダックが関与した会議に基づくもの

SECはブラックロックの申請について1月15日までに決定を下す必要があり、最終期限は3月15日に設定されている。ブルームバーグのジェームズ・セイファート氏によれば、SECとの会議には取引市場部とコーポレートファイナンス部が参加した

ETF Storeのネイト・ジェラチ代表はヴァルキリーのスティーブン・マクラーグ氏と会談し、スポットビットコインETFの承認が近づいていることを確認した。ジェラチ氏によればSECは、株式の創出・償還以外に大きな問題がないとしている。ヴァルキリーの商品は発売準備が整い、ETFのバックエンドインフラも整っており、承認は1月2日以降いつでも可能とされている。

米国では2004年から存在するゴールドETFは現在950億ドルの資産が投資されている。このことからセイファート氏はETF承認後の資金流入に関しては、一部で過大評価されている可能性があると指摘した。ETF承認後の予測は各社分析機関などが大胆な予想を提唱している。

ビットコイン価格、短期は調整に入る

ビットコイン価格は先週年初来最高値を更新するも、今週は大きな売り圧力に見舞われた。オンチェーンデータプロバイダーのグラスノードによれば、オンチェーン価格モデルによれば、ビットコインの「適正価格」は投資家の投入コストとネットワークの活動度を反映しており、現在は3万ドルから3.6万ドルの間で推移している。直近の価格上昇に応じて、短期保有者が利益を確定がみられ、価格の上昇が一時的に停滞している。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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