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ビットコイン、4万4000ドルを突破するも調整に警戒=ブラックロックETFに進展

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ヘッドライン

  • ビットコイン価格(BTC)は6日、年初来最高値を再び更新し、4万4000ドル代へと上昇した
  • 当社最高ニュース部門責任者のアリ・マーチン氏はビットコイン価格の調整が近づいていると指摘した
  • 暗号資産の資金調達は11月、前月比で387%増加し、16.7億ドル以上を集めた
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ビットコイン価格(BTC)は6日、年初来最高値を再び更新し、4万4000ドル台へと上昇した。本稿執筆時時点で4万4144ドルを推移している。アナリストらは長期的な強気予測を示すも、短期的には価格調整も視野に入りそうだ。

当社最高ニュース部門責任者のアリ・マーチン氏は「ビットコイン価格の調整が近づいている。問題は、いつかだ。トレンドの反転点を予測するテクニカル指標のTDシーケンシャル指標によれば、ビットコイン価格の後退は日足と3日足のチャートを基に、次の7〜48時間以内に始まる可能性がある」との見解を示した。コイングラスによれば、暗号資産市場では総額2億4400万ドルの清算が発生した。

暗号資産リサーチ会社のCryptoRankによると、暗号資産の資金調達は11月、前月比で387%増加し、16.7億ドル以上を集めた。市場トレンドは強気に転じ、成長の可能性が示されているとした。同社は暗号資産業界は急速に進化し、主要ファンドから資金を得る優れたプロジェクトが増えていると指摘した。

ビットコイン価格に対する強気の見解は金融業界でも顕著にみられており、大手金融メディアブルームバーグは5日、ビットコイン価格が将来的に50万ドルに達するとの見立てを示した。大手金融メディアCNBCもビットコインは金よりも希少性があるとし、強気な見解を示した。ビットコインドミナンス(市場占有率)は5日未明の55.3%付近を起点に下落基調へと転換。現在は54.8%の占有率となっている。

ビットコインETFの近況は?

ブラックロックビットワイズは4日、ビットコイン現物上場投資信託(ETF)のS1フォームの改訂版を米国証券取引委員会(SEC)に提出し、以前の協議で指摘された追加情報を提供。ブラックロックは、提案中のビットコインETFの「シード資本」として10万ドルを受け取り、2023年10月27日に未公開のシード投資家が同額の株式を購入することに同意したと明らかにした。投資家は同日、1株25ドルで4000株を受け取った。このシード資本は、ETFが市場で株式を提供し取引できるようにする基礎となる資金である。

ブルームバーグのエリック・バルチュナスETFシニアアナリストは「ブラックロックが約2億ドルのトラスト資産を$IBTCに移すという話があった。これが直接新しい需要を生むわけではないが、初期段階では有利に働く可能性がある。重要なのは、ブラックロックがいつ$IBTCをモデルポートフォリオに加えるかだ」と語った

ブラックロックは22年公開の論文で投資ポートフォリオの黄金比率を提唱し。そのうちビットコインの配分は84.9%と大部分を占めていた。

アルトコインの上昇には資金流入の周期が起因している

アナリストらは仮想通貨の上昇相場では蓋然性を持った資金流入の兆候があると指摘する。Stockmoney Lizards氏の指摘によれば、ビットコインの半減期後にアルトコイン市場の時価総額が増加する傾向があり、半減期505日後にサイクルのピークに達する。Crypto Clearly氏は、上昇相場では、ビットコインの価格上昇に続きイーサリアムが恩恵を受け、多くのアルトコインに資本が流れるパターンが見られると指摘。Crypto Bitcoin Chris氏は、時価総額とともにプロジェクトの新鮮さも重要で、革新的なプロジェクトが市場サイクル初期に上昇傾向があると指摘。その後、総体的には人気はないが、ビットコインと比較して価値のあるアルトコインが上昇し、アルトコイン・シーズンの終了は、市場で低評価をうけるプロジェクトの価値の上昇によって予見されるとした。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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