米資産運用大手ブラックロックが暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)について、大胆な投資戦略を打ち出している。ブラックロックは2022年公開の論文で投資ポートフォリオの黄金比率を提唱し、そのうちビットコインの配分は84.9%と大部分を占める。
投資家たちがブラックロック推奨のポートフォリオ配分に従った場合、ビットコイン価格は遠からず最高値を更新するだろう。
ブラックロック、ビットコインのポートフォリオ配分84.9%を提唱
ブロックロックは2022年、ポートフォリオに占めるビットコイン投資の最適解に関する論文を公開した。驚くべきことに、ビットコイン84.9%、株式9.06%、債券6.04%のポートフォリオ配分を推奨。米BTCマイニング企業Blockware Solutionsのアナリストであるジョー・バーネット氏は25日、ツイッター上で同論文に関する意見を述べた。
すべての投資家がブラックロックが提唱するビットコインのポートフォリオ比率に従って投資を行えば、ビットコインの価値は世界全体における株式・不動産・債券を合計した時価総額の5倍を超えるだろう。
ジョー・バーネット氏ツイッター
ブラックロックは同論文で「ビットコインのボラティリティ(値動き)は大きいが、価格上昇への期待値がリスクを上回るため、投資家は大量のビットコイン購入を行い、それが投資戦略の重要な部分となるだろう」と結論づけている。
さらにオランダの機関投資家PlanB氏は同日、「ビットコインは現在のところ、強気相場の初期段階にある」との見解を示し、以下のコメントを残した。なお、PlanB氏はビットコイン版ストックフローモデルを2018年に提唱したことで知られる。
ブラックロックは、ビットコイン現物ETFの承認が下りる直前、つまり本格的な強気相場が始まる直前に安値で仕込みたいと考えている。
PlanB氏ツイッター
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ブラックロック含む、ビットコイン現物ETFの審査状況は
米ブルームバーグ上場ファンド専門家のジェームズ・セイファート氏は25日、各社が提出したビットコイン現物ETFに関し、米SECの回答期限一覧を共有した。ブラックロックは6月中旬に申請し、米SECによる初回の回答期限は9月2日。ウィズダムツリー、インベスコ、ヴァルキリーなど資産運用大手各社が提出したビットコイン現物ETFも、ほぼ同じタイムスケジュールだ。
唯一、キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベスト社がスイスの暗号資産投資会社21シェアーズと連携したビットコイン現物ETFのみ、再申請後に初回の回答期限を過ぎている。なお、8月13日に2回目の回答期限を控えている。
米SECが過去にビットコイン現物ETFを承認した実績はない。ブラックロックが初の事例になると予測するアナリストも多い。また、米SECはウォール街の強者たちを通じて、暗号資産のエコシステム統御を試みていると推測する識者もいる。
翻訳:BeInCrypto Japan
原文:BlackRock’s Bold Bitcoin Strategy: Recommends High BTC Portfolio Allocation
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