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BLURトークン、30%急騰も強気トレンド確認できず

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ヘッドライン

  • BLURトークンは一時30%上昇したが、上値抵抗線を突破できず強気トレンドは確認されなかった
  • RSIの50ライン突破は、BLURトークンが上値抵抗線を上抜けする可能性を示唆しているがまだ確認されていない
  • 短期の上昇チャネルを上抜けすると0.65ドルまで上昇する可能性があり、下降を再開すると0.25ドルまで下落する可能性も
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プロトレーダー向けNFT市場Blurが発行する暗号資産(仮想通貨)ブラー(BLUR)は27日午後、30%急騰した。しかし現在、上昇の大部分を戻している。この上昇は、海外暗号資産取引所UPbitへの同トークン上場を受けて起こった可能性がある。長期の上値抵抗線(レジスタンスライン)を終値で突破できなかったため、強気トレンドへの転換は確認されない。

BLURトークン、日足チャート上値抵抗線のブレイクアウト失敗

日足チャートのテクニカル分析によると、2月24日以降、下降トレンドの上値抵抗線を下回っている。弱気トレンドが続いた結果、6月10日に0.28ドルの安値を記録し、その後反発した。27日に大幅増となり、一時は上値抵抗線を上回った。日足チャート上で、右肩下がりの上値抵抗線は133日続いている。

また、BLURトークンの27日終値は、上値抵抗線を上抜けできなかった。強気トレンドを確認するためには、このラインを上抜けする必要がある。

BLUR/USDT日足チャート(TradingView

値動きからは強気トレンドを確認することができないものの、RSI(相対力指数)は強気トレンドを示唆している。取引パターンの理論上、RSIが50ライン付近で反発した場合、強気トレンドの兆候をより明確に確認できる。同指標は、50ラインで反発している(緑の三角)。

RSIの50ライン付近での反発は価格の反発に先行することが多いため、トークン価格は近々、上値抵抗線を終値で上回る可能性がある。精細な分析を行うためには、より短い時間のローソク足チャートを参照する必要がある。

RSI(相対力指数)とは:
暗号通貨が買われすぎか、売られすぎかを判断する指標として利用される。数値は0~100で表され、一般的に50以上で強気トレンド、50以下で弱気トレンドと判断される。

BLURトークン、トレンド方向性は上値抵抗線のブレイクアウト次第

4時間足チャートのテクニカル分析をみても、やはり長期の上値抵抗線からのブレイクアウトは確認できない。主な理由として、現在、上昇チャネル内で推移していることが挙げられる。このチャネルは修正パターンとみなされ、その後の価格下落につながる場合が多い。

27日、上昇チャネルの上値抵抗線を一時的に上回ったが、上昇幅の大部分を戻した。同日の急騰はだましであり、今後安値が続く可能性がある。

4時間足チャート、日足チャート終値ともに上値抵抗線をブレイクアウトすれば、最大で0.65ドルまで上昇する可能性がある。一方、再びトークン価格が下降を始めた場合、チャネルの下値支持線(サポートライン)まで下落し、場合によってはブレイクダウンする可能性がある。その場合、0.25ドル付近の安値が予想される。

BLUR/USDT 4時間足チャート(TradingView

翻訳:BeInCrypto Japan
原文:BLUR Token Price Climbs 30% Following Exchange Listing

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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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