詳細を見る

バイナンススマートチェーン、「ルーバンアップグレード」が6月に実装予定

3 mins

バイナンススマートチェーンはこのほど、メインネット向けのハードフォーク、Lubanが行われることを明らかにした。このアップグレードはブロックハイト29,020,050で発生する予定で、現在のブロック生成速度に基づくと6月12日頃に実施される見込み。

ルーバンアップグレードにより、トランザクションの処理速度が向上し、ネットワークの安定性が強化される。新たなセキュリティ機能も導入され、ユーザーに強固な安全性を提供する。なお、ハードフォークには以下の3つのBEP(バイナンスエコシステム提案)が含まれる:

  • BEP-126:高速最終性メカニズム(第1部)の導入
  • BEP-174:クロスチェーンリレー管理
  • BEP-221:CometBFTライトブロック検証

BEP-126は「Fast Finality」メカニズムを導入。取引のファイナリティは最短で2ブロックで7.5秒以内まで短縮される。ネットワーク上で一度確定されたブロックは逆転することが不可能となる。これにより、悪意のある行為者によるチェーン再編成の可能性が減少する。

BEP-174は「Cross Chain Relayer Management」を提供し、BSCブリッジの潜在的なセキュリティ問題を軽減することを目指している。2022年、ブリッジへの攻撃は暗号通貨業界で最大のセキュリティ問題であったため、この分野に解決策を展開することが重要とされる。BEP-174は、Relayer(中継者)の管理役である「Manager」を導入することを提案。Managerはオンチェーン選出され、Relayerの自由な追加と削除が可能となる。

BEP-221は「CometBFTライトブロック検証」を提供。これはCometBFT技術を使用するBNB GreenFieldなどブロックチェーンに新しい契約を追加するシステムを提案している。この契約は、他のCometBFT互換ブロックチェーンから特定のブロックを検証し、それらのブロックチェーン間でデータを転送することを可能にする。

同アップグレードにより、メインネットのバリデータやフルノード運営者は、6月12日を前にソフトウェアバージョンをv1.2.4に切り替える必要がある。

ベスト暗号資産取引所

Trusted

Follow us on:

X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル

免責事項 - Disclaimers

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

Frame_2328.jpg
Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
READ FULL BIO
スポンサー
スポンサー