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ビットコイン価格(BTC)、7万ドル台への上昇見据えるもその後は短期調整か

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ヘッドライン

  • ビットコイン(BTC)価格は8日、6日に更新した最高値6万9000ドルから価格は乱高下したのちに6万6959ドルを推移している
  • MN Trading Consultancyのミハエル・ファン・デ・ポッペCEOは、市場で大規模なマクロ経済イベントが予想される中、最高値を新たに更新する際の大きな流動性を用いて、ビットコイン価格が下落する可能性が高いと主張した
  • クリプトクアントのアナリストは7日、BeInCryptoに対し、トレーダーの未実現利益率は現在極端なレベルを超えており、これらの市場参加者からの売り圧力が予想されると語った
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ビットコインBTC価格は8日、6日に更新した最高値6万9000ドルから価格は乱高下したのちに6万6959ドルを推移している。7万ドルの最高値更新が期待されるなか、アナリストらはビットコインの次なる価格動向の見解を示した。

当社ニュース部門の最高責任者アリ・マーチン氏によると、グラスノードのデータを引き合いにビットコインの主要サポートレベルは6万6112ドルで、30万6676BTCの取引が行われたと指摘。この閾値を下回れば、6万0600ドルが次の重要なサポートラインとなるとした。テクニカル指標からはビットコイン価格は4%変動の可能性があると主張。重要なレベルは6万7500ドルと6万6500ドルで、同価格帯をを超えると次の動きが定まるとした。

グラスノードおよびswissblockの共同創設者、Negentropic氏によると、ビットコイン最高値更新に向けたの底固めパターンが見られる。レンジゾーンの突破が最高値への押し上げた。その後ABCパターンでの再テストの値動きみせたビットコインは6万6000ドルを推移しており、7万6000ドルを見据えていると主張した。

暗号資産分析会社サンチメントによると、最高値後のボラティリティにもかかわらず、ビットコインの大口投資家らは市場を離れていない。一方で、小規模トレーダーの投げ売りにより、ビットコイン保有ウォレットは減少している。これは一般的に強気の組み合わせとされるとした。

最高値更新後に大きな価格調整が起こるシナリオも

MN Trading Consultancyのミハエル・ファン・デ・ポッペCEOは、ビットコインの価格動向が以前の半減期サイクルと似ていると指摘。唯一の違いは、ETFのために半減期前の評価が高いことである。これは、価格の頂点が近く、30%の修正を起こす可能性があると示唆した

同氏はさらに、市場で大規模なマクロ経済イベントが予想される中、最高値を新たに更新する際の大きな流動性を用いて、ビットコイン価格が下落する可能性が高いと主張した。その間、アルトコイン市場は活況するだろうとした。グレイスケールは1日マクロ要因が仮想通貨資産の評価に大きな影響を与える可能性があることは、前回の仮想通貨サイクルからの重要な教訓であると指摘していた

クリプトクアント、「急速価格上昇により短期的な修正が発生中。売り圧に警戒」

クリプトクアントのアナリストは7日、BeInCryptoに対し、蓄積アドレスのビットコイン総保有量も記録的な高水準に達しており、これらのアドレスの総保有量は現在150万ビットコインであると指摘。「これらのアドレスは、ビットコインを蓄積するだけで、売却したことがない投資家を示しており、彼らのビットコイン保有量の加速度的な増加は、強い需要の兆候である」と述べた。

出典:CryptoQuant

さらにアナリストは、「主要なオンチェーン指標との関係で価格があまりにも急速に上昇したため、短期的な価格修正が発生している可能性がある。トレーダーの未実現利益率は現在極端なレベルを超えており、これらの市場参加者からの売り圧力が予想される」とアナリストは付け加えた。 

クリプトクアントリサーチ部長ジュリオ・モネロ氏によると、ビットコインマイナーは6日、史上最も高い日次収益7590万ドルを記録したと報告。さらに、取引所やマイニングプールのアドレスは除く大口投資家のビットコイン保有量の成長は加速していると指摘した。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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