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ビットコイン、上昇一服も長期の強気トレンドに突入か

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ヘッドライン

  • ビットコインは6月15日から上昇し、24日未明に年初来高値を更新。その後は上昇一服。
  • 値動きと波動カウント分析ともに、今後も上昇トレンドが継続し、年初来高値を再度更新する可能性を強く示唆している
  • 長期的な強気トレンドを示唆すると同時に、2万4800ドルを下回った動きは弱気トレンドも示唆している
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暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は24日未明に3万1400ドルに達し、年初来高値を更新した。これは、米Volatility Sharesが提供するレバレッジ型ビットコイン先物ETF「BITX」を米国証券取引委員会(SEC)が初承認したことを受けたもの。その後は上昇は一服し、3万ドル付近で揉み合っている。この動きは、ビットコイン上昇がさらに加速することを示唆する。

ビットコイン、過去1週間で12.9%の上昇

週足チャートのテクニカル分析によると、ビットコイン価格は3万ドルの水平ラインに達した。これは最も重要な水平ラインの一つであり、2023年の年初から、支持線(サポートライン)兼抵抗線(レジスタンスライン)として機能してきた。23日、ビットコイン価格は3万1443ドルに上昇し、年初来高値を更新した。その後は下落したものの、週足終値も年初来高値を更新した。

週足RSI(相対力指数)も50を上回り、強気トレンドを示唆する。理論上、価格反発のタイミングでRSIも50ライン付近で反発した場合、強気トレンドの兆候をより明確に確認できる。同指標は2週間前に50ラインで跳ね返され、強気トレンドを示唆している(緑の三角部分)。

さらに、米プロシェアーズ(ProShares)が提供するビットコイン先物ETF「BITO」が過去1年で最大の週間資金流入を記録した。同ETFは、年初来60%に近い投資リターンをあげている。

BTC/USDT週足チャート(TradingView

RSI(相対力指数)とは:
暗号通貨が買われすぎか、売られすぎかを判断する指標として利用される。数値は0~100で表され、一般的に50以上で強気トレンド、50以下で弱気トレンドと判断される。価格が反発するとRSIも反発する場合が多い。

ビットコイン、年初来高値の再更新に期待も弱気トレンドの材料あり

日足チャートのテクニカル分析によると、強気トレンドの見通しは決定的なものとなっている。その理由は、エリオット波動理論による波動カウントと値動きにある。

ビットコインは直近で、下降チャネルからブレイクアウトした。また、下降チャネル内での値動きはWXYを含む複合修正波(赤線部分)に近い。年初から始まった上昇は推進5波を形成し(白色の番号)、4月以降の下降チャネルでは修正3波を形成していた。したがって下降チャネルからのブレイクアウトは、新たな推進5波の第1波(上昇波)の一部である可能性が高い。

長期視点でみると、これは2022年11月から始まった上昇トレンド全体の第3波(黒線)である可能性が高い。第1波と第3波の比率を1:1とすると、4万2700ドル付近が高値となる。第3波が伸びて第1波との長さの比率が1:1.61に達した場合、高値は5万3600ドルに達する可能性もある。

BTC/USDT週足チャート(TradingView

エリオット波動とは:
トレンドの方向性を判断するための分析方法。エリオット波動の基本形は推進5波・修正3波とされる。相場が上昇トレンドの場合、5つの波動を描いて上昇し、3つの波動を描いて下降する。逆に相場が下降トレンドの場合、5つの波動を描いて下降し、3つの波動を描いて上昇する。

ビットコイン価格予測は長期の強気トレンド突入を示唆する一方で、前回の修正3波の第3波(下降波)が2万4800ドル(赤線)を下回る動きは、弱気トレンドが依然として続いていることを示唆している。

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Shunsuke-Saito.png
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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