AI開発の大手企業であるOpenAIは22日、Android端末用のアプリケーションのダウンロードに向けた事前予約をGoogle Playストア上で開始した。同アプリが使用が可能となるのは来週から。なお、日本はOpenai.comへの国別アクセスシェアで世界第3位となっており、全体シェアの7%を持つ。
事前登録を行うと、リリース時にアプリ自動的にインストールされる。アプリ上ではiOS版同様、同社が開発したオープンソース音声認識システム「Whisper」を搭載しているため、音声入力もサポート。一方で「ChatGPT Plus」のベータ版の機能「Code Interpreter」などは利用不可とのこと。
OpenAIは5月18日、チャットGPTのiOS版アプリを公開。iOSアプリはリリース後の1週間で50万回ダウンロードを記録。現在、iOSアプリはApp Storeの仕事効率化の無料アプリランキングで首位となっている。
テック大手も続々参入
テック大手企業の生成系AI事業への参入は昨今増加している。米メディア大手ブルームバーグは19日、アップル社がAIチャットボット「Apple GPT」の開発を進めていると報じていた。起業家イーロン・マスク氏は13日にAI関連の新企業「xAI」を設立。xAI社によると、同氏が手掛けるTwitterやテスラ社とは別の組織だが、将来的な提携を予定している。メタ(旧フェイスブック)は14日に画像生成系AI(人工知能)「CM3leon(カメレオン)」を発表。CM3leonは、テキストから画像へ、また、画像からテキストへの生成が可能なマルチモーダル基盤モデルだ。
一方、生成系AIのセキュリティ面の懸念は依然として課題のようだ。サイバーセキュリティ企業Group-IBの6月20日の報告によれば、2022年6月よりOpenAIが開発する生成系AI ChatGPTのログイン情報が10万以上ダークウェブに漏洩した。盗まれたChatGPTの情報の大部分となる約4万1,000件がアジア太平洋地域からだったという。
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