クリネティクス・ファーマシューティカルズ株は、7月6日月曜日にほぼ2倍となった。これは、バーテックス・ファーマシューティカルズが現金で100億ドルで同社を買収することで合意したためである。
バーテックスは1株あたり85ドルで買収する。この水準は、同社が買収を発表する前日のクリネティクス株終値のおよそ2倍となる。
バーテックスが実際に買収するもの
クリネティクスは、先端巨大症という成長ホルモン過剰分泌の希少疾患向けの経口薬パルソニファイを開発している。これまで患者は定期的な注射に頼ってきたため、1日1回の経口薬は利便性が格段に向上する。
嚢胞性線維症治療薬で知られるバーテックスは、この利便性に大きく賭けている。同社はもうひとつ、晩期開発段階にある別の希少ホルモン疾患治療薬も持つ。両製品を合わせて、売上高はピーク時に年間50億ドルを超える可能性がある。
ウィリアム・ブレアのマイルズ・ミンター・アナリストは、この価格は、売上予想が実現すれば合理的だと述べた。
「投資家の間では議論が分かれる(時間外で株価は1.8%下落)が、ピーク時の売上目標が達成できるなら妥当と見ている」
クリネティクスに対する個人投資家のセンチメントは、わずか1日で弱気から強気へと急転した。GameStopによるeBay買収劇も、買収報道が投資家ムードをいかに急変させるかを示す事例となった。
上昇余地は残るか
企業が現金による買収を発表すると、その株価は自社事業の見通しではなく、合意された買収価格に向けて推移する。
クリネティクス株はすでに85ドルの目標に近づいている。ライオット・プラットフォームズによるビットファームズ買収劇でも同様に、株価はオファー価格付近で推移した。
主なリターンはすでに出尽くした。残るのはわずかな値幅と、第3四半期に完了予定の取引が成立しないリスクだけである。









