IT大手のDeNA(ディー・エヌ・エー)は26日、NFT詐欺に遭わないためのリテラシーを学習し、NFTによって修学を証明できるサービス「NFTリテラシー検定」を開始した。
NFTリテラシー検定とは、NFTおよび関連するウォレットのルールを学ぶほか、詐欺事例の把握や検定形式のテストを受けられるサービス。6つのテーマに基づく全16問の選択問題をクリアすると、さいとうなおき氏デザインの「合格証NFT」を取得できる。Web3の健全な発展を促進し、詐欺被害を減少させ、ユーザーのリテラシーをブロックチェーンで可視化することが目的。
ブロックチェーン技術を活用したサービスが増え、特にクリエイターを中心にNFTが注目されていることや、NFT技術が発展途上で、NFT関連の詐欺被害が増加していることから同サービスのローンチに至った。同検定は、特定の事業者やクリエイターに限らず、多くのNFT利用者に受けてもらうことを目的として開始された。同社はNFTの世界でクリエイターとファンが安心して活動できるサポートを目指す。
検定はポリゴンネットワークを使用し、ガスレス技術を採用しているため、NFTの取得に暗号資産は不要だ。ただし、ガス代の無料提供は変更される可能性がある。また、不正行為対策としてゼロ知識証明技術も取り入れている。同検定では、NFTプロダクトを運営するMEGAMI・slothとのコラボが予定されている。
- ゼロ知識証明とは、取引内容自体は公開することなく、取引が正当であることを証明することができる暗号学的手法の一つ。これにより、個人情報や取引内容が明かされることなく、プライバシーを保護することができ、高速データ処理も可能となる。
NFTリテラシー検定は、詐欺手法の進化に対応して問題の更新をしていく。最新の問題をクリアするごとにデザインが変わる合格証NFTを通じ、参加者のリテラシーを継続的に高める取り組みを行う。
同検定ではリリースを記念して、NFTプロジェクト「MEGAMI」から5人にNFTをプレゼントするキャンペーンが26日から11月12日まで実施中。合格証の最新状態維持とXのIDの連携で、クリエイターとのコラボNFTが提供される。第1弾のNFTはイラストレーターのちょん*氏が手掛ける。
第3四半期も取引量の減少が止まらないNFT
コインゲッコーが24日に公表した第3四半期のレポートによれば、23年第3四半期のNFTの取引ボリュームは全四半期比で55.6%減となった。チェーン別の取引量では依然としてイーサリアムが83%以上の取引を占有する一方で、ビットコイン上での取引は5月をピークに減少傾向となり5.6%となった。NFTマーケットプレイス上での取引量は全四半期比で49.7%減となった。取引所別の内訳ではBlur2月よりトップの取引量を牽引しており、9月時点で51.5%の取引量を占めた。オープンシー・および、オープンシー・プロは計約30%の取引量を占める結果となった。
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