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暗号通貨デリバティブDeribit、XRP・SOL・MATICのオプション取引提供へ

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ヘッドライン

  • 暗号資産デリバティブ最大手のDeribit(デリビット)は9日、新たに3銘柄のオプション取引を2024年から開始することを発表した
  • 対象となるのはリップル(XRP)、ソラナ(SOL)、ポリゴン(MATIC)の3通貨
  • オプション取引とは、原資産を特定の価格で、指定された期日までに売買する権利を与える契約。コール・オプションは買う権利、プット・オプションは売る権利を意味する
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暗号資産(仮想通貨)デリバティブ最大手のDeribit(デリビット)は9日、新たに3銘柄のオプション取引を2024年から開始することを発表した。対象となるのはリップル(XRP)、ソラナ(SOL)、ポリゴン(MATIC)。デリビットが暗号資産のオプション市場に占めるマーケットシェアは約85%で、同取引所では取引量の約85%を機関投資家から得ている。

オプション市場における機関投資家の取引動向は、しばしば暗号資産マーケットの市況と連動する。リップルソラナ・ポリゴンのオプション取引へどの程度資金が流入するのか、注目が集まる。

オプション取引とは、原資産(今回の場合はリップル・ソラナ・ポリゴン)を、特定の価格で、指定された期日までに売買する権利を与える契約。コール・オプションは買う権利、プット・オプションは売る権利を意味する。ボラティリティ(値動き)などの金融リスクに対するヘッジとしての機能を持ち、ポートフォリオの多様化や、投資利益率(ROI)の向上などにも役立つことから、多くの投資家に好まれている。先物取引が売買の契約であるのに対し、オプション取引は権利の取引という違いがある。

デリビットは2016年にオランダで創業した取引所。日本居住のユーザーも2020年まで利用できたが、同年5月に日本向けサービスを停止していた。同社は現在のところ、オプション取引サービスに選んだ3銘柄の選考基準に言及しておらず、サービス提供の具体的な時期についても明言していない。これに加えて同社は現在、欧州で暗号資産仲介業者のライセンス取得を目指していることも明らかにした。

デリバティブ(Derivative)とは:
「派生的」という意味の英語で、株式、債券、ゴールド、法定通貨、金利、原油など、原資産の価格を基準に価値が決まる金融商品の総称。金融派生商品とも呼ばれる。代表的な取引形態として、先物取引、オプション取引、スワップ取引などがある。

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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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