トラスティッド

ドージコイン価格動向|短期の強気パターン形成も長期トレンド不透明

4分
投稿者 Shunsuke Saito
編集 Shigeki Mori

概要

  • ドージコイン価格は下降ウェッジからブレイクアウトするも維持できなかった。しかしその後、ダブルボトムパターンを形成
  • 日足チャートのRSIと波動カウントをみる限りでは、強気のシナリオパターン
  • 今後0.069ドルを下回ると、長期トレンドは弱気であることが示唆される
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5月の暗号資産(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)は、長期の下降ウェッジ(上値と下値を切り下げながら揉み合うチャートパターン)から抜け出した。その後、短期のダブルボトムパターンを形成。短期的には上昇が続くと予想されるものの、長期トレンドの予測は依然として難しい。

ドージコイン、強気のシナリオパターンを形成

日足チャートのテクニカル分析によると、ドージコインは16日、下降ウェッジから抜け出したことがわかる。ウェッジは強気相場のサインとされ、ほとんどの場合でブレイクアウト(揉み合いのパターン時、上値抵抗線あるいは下値支持線を越えて、価格が大きく動くこと)につながる。

しかし、ドージコインはブレイクアウト後の上昇を維持することができなかった。この弱気なシナリオにもかかわらず、長い下ヒゲ(緑色のアイコン)をつけたダブルボトムパターンを形成した。

ウェッジと同様、ダブルボトムは強気相場のサインと考えられている。下ヒゲは、売り手が価格を押し下げることができないほどの買い圧力があることを示す。とりわけ長い下ヒゲをつけた後は、上昇に転じる場合が多い。

DOGE/USDT日足チャート(TradingView

ドージコイン価格予測

エリオット波動理論に基づいて日足チャートをみると、ドージコインは短期的な強気パターンを形成していることが分かる。

エリオット波動とは:
相場の方向性を予測するために利用する分析方法の1つ。エリオット波動の基本形は推進5波・修正3波とされる。相場が下降トレンドの場合、5つの波動を描いて下降し、3つの波動を描いて上昇する。上昇トレンドの場合はその逆となり、5つの波動を描いて上昇し、3つの波動を描いて下降する。

日足チャートの推進波を計算すると、下降ウェッジの内側で第5波が完了している(白線)。この動きは完全にセオリー通りであるため、今後、反発する可能性がある。このシナリオの場合、最も近いレジスタンスは0.087ドルから0.091ドルの間となる。フィボナッチ・リトレースメント(相場反発での買いや相場反落での売りのポイントを探る指標)でいうと0.5-0.618の抵抗水準によって形成される。

このような短期的な強気パターンにもかかわらず、今後、第5波の最安値である0.069ドル(赤線)を下回ってしまうと、長期トレンドは弱気であることが示唆される。その場合、ドージコインは0.050ドルまで下落する可能性がある。

DOGE/USDT日足チャート(TradingView

翻訳:BeInCrypto Japan
原文:Is Dogecoin (DOGE) Price Poised to Reach $0.09?

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Shunsuke-Saito.png
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
筆者の紹介を全文表示
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