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イーサリアム財団、約4億円分となる1700ETHを売却

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ヘッドライン

  • イーサリアム財団は10日、1700ETHを売却し、約276万ドルのUSDコイン(USDC)に換金した。この取引は分散型取引所(DEX)のユニスワップを通じて行われた
  • 今回のETHの売却は同財団としては今年最多となる売却量で今年の総売却量は2262ETHとなっている
  • 機関投資家からのイーサリアムへの資金流入は先週1,020万ドルで、新しく取引を開始したイーサリアムの先物ETFは1,000万ドルを割り込む結果となった
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イーサリアムETHの開発と普及活動を行う非営利団体のイーサリアム財団は10日、1700ETHを売却し、約276万ドルのUSDコイン(USDC)に換金した。この取引は分散型取引所(DEX)のユニスワップを通じて行われた。

同取引により、今年のイーサリアム財団の総売却量は2262ETHに達した。オンチェーン分析プラットフォーム、スポットオンチェーンのデータによれば、財団の保有ウォレットにはイーサリアム関連通貨として現在、約31万6000ETHと21万5000WETHが存在する。この取引の影響で、ETHの価格は前日比2.8%減少し、執筆時点で財団からの売却目的や資金の用途に関する公式なコメントはない。

22年4月の時点で、イーサリアム財団は総額約12億9000万ドルのETHを保有し、これは全ETH供給量の0.297%に相当。その他の資産としては、約3億ドルの投資が確認されている。

コインシェアーズの週間レポートによれば、機関投資家からのイーサリアムへの資金流入は先週1020万ドルで、新しく取引を開始したイーサリアムの先物ETFは1000万ドルを割り込む結果となった。一方、ソラナへの資金流入は2400万ドルを記録し、22年3月以降での最高値を更新。ヨーロッパの市場は全体市場の資金流入の90%を占めた。

イーサリアム財団は、エコシステム内のさまざまなプロジェクトをサポートしており、日本のa42xが開発する「マイナウォレット」は、マイナンバーカードをデジタルウォレットとして利用可能にするサービスとして、9月6日にイーサリアム財団のERC-4337 Account Abstraction Grant Roundで採択されていた

レイヤー2が台頭するイーサリアムエコシステム

暗号資産リサーチ企業Messariの「State of Ethereum」レポートによると、イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンは、第3四半期の取引の約61%を占めている。Messariのシニアアナリスト、クナル・ゴエル氏はレイヤー2プロトコルBaseのフレンドテックの増加が背景にあると指摘。そして、イーサリアムを超えるレイヤー2の台頭は「長期的に見れば避けられない」との見解を示した。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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