イーサリアム(ETH)上のリキッド・リステーキングプロトコルとして位置づけられるEther.fiは18日、ガバナンストークンETHFIとエアドロップ計画の詳細を発表した。発表は、コミュニティからの意見を受け、特にジャスティン・サン氏の大規模なトークン割り当てに関する懸念に応えて調整された。ETHFIの総供給量は10億トークンで、初期の流通供給量は1億1520万トークンに設定されている。
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— ether.fi (@ether_fi) March 18, 2024
エアドロップのシーズン1ではEther.fiのアップデートにより、シーズン1でのトークン配布は総供給量の6.8%にあたる6800万トークンに増加した。コミュニティの要望に応え、小規模ステーカー向けに総供給量の追加1.2%に相当する1200万トークンが割り当てられた。エアドロップを受け取った各ユーザーの平均トークン数は575トークン、中央値は175トークンだった。最大の割り当ては約300万トークンで、この個人は最終カウントダウンキャンペーン中に4億8000万ドルを預け入れた。リリースは、15日までの活動に基づくもので、続くシーズン2では、さらに5%のトークンが分配され、15日以降の行動を対象としている。残りのトークンは投資家、パートナーシップ、コア貢献者、およびプロトコルのトレジャリーに分配される。
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エアドロップの資格については、ステーキングから1000ポイント以上を獲得した人が対象となり、ファンNFTの保持者はNFTごとに430トークン、オペレーション・ソロ・ステーカーに参加したソロステーカーは4200トークンを受け取った.このほかにも、プロトコルへの紹介、またはアーリーアダプタープログラムへの参加など多岐にわたる。大口投資家はトークンの請求まで3ヶ月を要するが、小規模投資家は即時請求が可能である。
上位10%のウォレットがTVLの88%占める結果に
ステーカーは、総供給量の90%にあたる6100万トークンの割り当てを受け、配布は小規模ステーカーに有利に偏っていた。ウォレットの下位50%はTVLの1.8%を貢献し、トークン割り当ての18%を受け取った。一方、上位10%のウォレットはTVLの88%を貢献し、トークン割り当ての65%を受け取った。
Ether.fiのマイク・シラガゼ創設者は、コミュニティメンバーからの広範な苦情に応え、コミュニティメンバーに更なるトークンがエアドロップされること、詳細は後ほど発表されると明かした。シラガゼ氏はサン氏の割り当てを擁護し、「大きな預金をした人がいたからといって、彼らにルールを変更して裏切ることはない。サン氏のサポートを評価し、キャンペーンのルールを尊重する」と述べた。
Ether.fiとは?
Ether.fiは、ノンカストディアル・リキッドリステーキングプロトコルであり、特徴としてステーカーが自身のキーを管理できる。ノードサービスマーケットプレイスの創出も可能で、ステーカーとノードオペレーターがインフラサービスを提供するノードに参加し、これらのサービスからの収益をステーカーとノードオペレーターとで共有する。
eETHはEthereum上の最初のネイティブリキッドリステーキングトークンである。ステーカーはether.fi上でeETHを発行でき、ether.fiはETHをステークおよびリステーキングし、ユーザーが報酬を最大化できるようにする。eETHを発行することで、Ethereumのステーキング報酬、ether.fiのロイヤルティポイント、EigenLayerポイントを含むリステーキング報酬、Defiプロトコルへの流動性提供の4種類の報酬を獲得できる。Ether.fiはEigenLayerのリステーキングプロトコルを活用しており、DeFiLlamaによると総額30億ドル以上の総価値がロックされている。
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