イーサリアム(ETH)に関するSNS上の論調が、1か月で3度目となる極端な弱気に転じていると、サンティメントは報告した。これまで2回の極端な弱気局面の後、価格は反発した経緯がある。
この調査結果は、ETHが1,854ドル付近で推移し、現物ETFへの需要が強まる中で示された。サンティメントは、多くの投資家が弱気になる現象を逆張りの指標として扱っている。
イーサリアムが弱気センチメントとなる意味
サンティメントは、XやReddit、Telegramなど主要な暗号資産系コミュニティにおけるイーサリアムへの肯定的・否定的コメントの比率を追跡した。その指標は7月24日に1.089まで低下し、1か月で3回目の極端な弱気となった。
以前の底値は6月27日と7月11日に現れた。このとき、ETHはその後7日間で14%、次の4日間で7%上昇した。
ただし、サンティメントは本格的なトレンド転換とまでは言及していない。
「この結果が示唆するのは、否定的なセンチメントが即時の反転を保証するものではない点である。ETFのフロー、L2の動き、プロトコルのアップグレードが活発な中で、取引者が大きな声でイーサリアムを見限るとき、暗号資産市場で時価総額2位のETHは、反転しやすい状況を整えることが多い」と同社は述べている。
7月のイーサリアムETF資金流入とオンチェーンデータ、強気シグナルを点灯
注目すべきは、個人のセンチメントが弱気となる一方で、機関投資家の動きは対照的だったことだ。イーサリアムETFには7月24日までの1週間で1億390万ドルの資金流入が見られた。これは他の現物型暗号資産商品を上回る規模で、過去2週の8400万ドル、1億500万ドルに続き、3週連続のプラスとなった。
需要は他の指標でも健在だ。CryptoQuantによると、ETHは「コストベースに対して割安」となっている。
「現状では1,900ドル付近で推移しており、実現価格である2,304ドルを17%下回る形だ。実現価格帯の下半分にとどまっている。このゾーンは過去、市場の底値や非対称的な上昇余地と関係性が深い」と同社は説明している。
同時に、ETH/BTC 取引所流入比率も現在0.8付近まで下落している。2025年8月の1.5超からの大幅な低下で、過去の底値局面では0.4付近で形成された。
XWINリサーチも、バイナンスの保有残高を注目サインに挙げている。バイナンスが保有するETH残高は2025年半ばのほぼ500万ETHから、現在は約380万ETHまで減少している。売却可能なコインは減少傾向にある。
「これがイーサリアムの最終的な底入れを示す確証ではないものの、バイナンス残高の減少やオンチェーン指標の改善、機関投資家の関心回復を総合すると、下方リスクは徐々に縮小していると見られる」とアナリストは述べている。
投稿では、こうした傾向が続けばビットコインに対し相対的な強さを見せる可能性に言及している。
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