2025年4月13日から10月13日にかけて大阪で開催される「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」において、国際博覧会初となるデジタル・ウォレットが今秋にも海外でのダウンロードが可能になることがわかった。28、29日に東京で開催されたWebX2024においてBeInCryptoの取材で分かった。
大阪・関西万博では国際博覧会としては初めて、Web3技術を活用した「デジタルウォレットEXPO 2025 デジタルウォレット」による全面キャッシュレスとなるが、30日時点では海外からのダウンロードには対応していない。同ウォレットは、大阪・関西万博で提供される各金融サービスの管理のほか、関連イベントへの参加証明や、事業連携先の各施設への訪問履歴の証明としてEXPO 2025 デジタルウォレットの限定SBT・NFTの発行ができ、海外からのNFT事業者からも注目されていた。
同アプリの開発を担うHashPort(ハッシュポート)の話では「秋ごろには海外の方もダウンロードが可能となる予定なので、NFTミャクーンを世界の方々にも利用してもらいたい」と期待している。

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国際金融都市Osakaを目指し、WebX2025を大阪に招致
HashPortはWebX2024に出展したほか、吉村洋文大阪府知事は29日、ビデオメッセージの中でWebX2025が東京と大阪の2年開催を予定していることを歓迎。Web3やフィンテック分野で世界中の開発者と交流し、社会課題の解決につながるイノベーションの創出に期待を寄せた。
吉村知事は「万博が国際金融都市を目指す大阪の推進力となる」とし、「万博とWebXの相乗効果で世界を巻き込むイベントになることを期待している」と述べた。
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大阪・関西万博のWeb3活用
EXPO 2025 大阪・関西万博は、2025年4月13日から10月13日まで、大阪市の「夢洲」で開催される。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、未来の技術と社会のあり方を探求することが目的。同万博の特徴的な要素の1つが、Web3やブロックチェーン技術の活用となっている。
この万博では、ブロックチェーンを用いた「デジタルパスポート」や「NFT(非代替性トークン)」が導入される。デジタルパスポートは、来場者の入場や体験履歴を管理し、セキュリティやプライバシーを確保する一方、NFTは特別な記念品やデジタルアートとして利用される。これにより、来場者は自分の体験をブロックチェーン上に記録し、デジタル資産として保持できるようになる。
万博の各パビリオンでは、分散型アプリケーション(dApps)やスマートコントラクトが活用され、来場者は新しい形のインタラクションを体験でき、展覧会の参加や投票、情報共有などが透明性と効率性を持って行われる。
このように、技術革新と国際交流を融合させ、未来社会に向けた新しいビジョンを示す場として注目されている。同時に大阪・関西地域の魅力とともに、最先端技術の可能性を世界に発信する機会となることが期待されている。
EXPO 2025 大阪・関西万博公式ホームページ:https://www.expo2025.or.jp/
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