破綻した米暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは13日、同社が保有する暗号資産1億ドル(147億円)相当の清算許可を米国裁判所から取得した。米デラウェア州連邦裁判所のジョン・ドーシー判事はFTXの資産清算に関する提案を承認し、資産売却の申し立てを許可した。
FTXは34億ドル(約5000億円)の暗号資産を保有しており、売り圧警戒が高まった11日、暗号資産市場でビットコイン(BTC)が最大3%下落し、2万5000ドルを割り込むなど、一部銘柄の下落があった。FTXは今後、段階的に保有資産を売却する一方、主流の暗号通貨への再投資や、受動的収入を得られるヘッジ契約およびステーキング契約を結ぶことによって、マーケットへの影響を最小限に抑える見込み。
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FTXが清算を計画している暗号通貨のリストは、以下の通り。
- ソラナ(SOL)11.6億ドル
- ビットコイン(BTC)5億6000万ドル
- イーサリアム(ETH)1億9200万ドル
- アプトス(APT)1億3700万ドル
- テザー(USDT)1億2000万ドル
- バイコノミー・エクスチェンジ・トークン(BIT)4900万ドル
- スターゲート・ファイナンス(STG)4600万ドル
- ラップド・ビットコイン(WBTC)4100万ドル
- ラップド・イーサリアム(WETH)3700万ドル
FTXの清算プロセスは今後、週あたり5000万ドル規模から開始され、1億ドルへと段階的に拡大していく。暗号資産のインサイダー取引に関するガイドラインの下、債権者と管財人に対する10日前の事前通知が義務付けられている。
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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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