GALAのブロックチェーン・ゲーミング・トークンが絶好調だ。しかし、そのトークノミクス・モデルには、いくつかの疑問点が残る。
GALAゲーミングトークンは、この1週間で価格が2倍以上となっている。さらに、GALAはこの日18.6％上昇し、12月30日の安値0.0154ドルから一時232％上昇した。
GALAは分散型ブロックチェーン・ゲーム・エコシステムで、世界中に16,000のプレイヤーが運営するノードがあるといわれている。ローンチ時には、プレミン、プリセール、トークンへのアーリーアクセスもなく、ベンチャー企業も関与していないようだった。
しかし、毎日多くのトークンをアンロックしているため、アセットやGALAの価格に売り圧力がかかる可能性があるという。
疑わしきGALAのトークノミクス
UnlocksCalendarのツイッターによれば、Galaの強引とも言うべきディストリビューションがさらなる売り圧力を誘発する可能性があるという。1日のアンロックは約40万ドル、1ヵ月で1,100万ドルであることから、最近の価格吊り上げは短期間で終了する可能性があるという。
さらに、利確スケジュールは線形で、1日の分配金は毎年7月21日に半減する。そのトークノミクスによると、トークンの最大供給量は500億という多さとなっている。
総供給量約390億の内、流通量は75億で、最大供給量の78%にあたる。
GALAトークンの最初の半分はファウンダーズノードのオペレーターに、残りの半分はGalaゲームズのコンサヴェイタシプ（保存管理者）に配布された。
GALAの時価総額は現在3億2300万ドルで、トークンは報道された時点で0.043ドルで取引されている。最近の上昇にもかかわらず、ゲーム・アセットは2021年11月、史上最高値0.824ドルから95％下落している。
さらに、完全希薄化評価額（FDV）は現在約21億ドルとなっている。より多くのトークンが市場に参入しているため、価格は勢いを増すのに苦労するかもしれない。
11月には、大規模なGALAのトークン・ミントがハッキングの可能性について懸念が表明されたが、それは単なる誤報だった。
ブロックチェーン・ゲーム・エコシステムの展望
IBTが1月9日に発表したレポートによれば、GameFi 2.0がもうすぐ始まるという。
「実に優れたWeb3ゲームを構築することを決意した、新世代のプレイ＆アーン開発者が動き出している 」
「ゲームの非中央集権化と、ゲーマーがプレイ・トゥ・アーンの分野に進出することが、次世代の原動力となるだろう。暗号資産市場は現在低迷しているかもしれないが、ブロックチェーン・ゲーミングの未来は明るいと言える」などと伝えた。
“簡単に言えば、プレイヤーが所有するアセットと繁栄するトークンエコノミーがゲームの未来を象徴している”
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