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Gate.ioのGTトークン、9.7%急落|マルチチェーンの影響か

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資金不足が噂されていた暗号資産(仮想通貨)取引所Gate.io(ゲート)が5月31日、一連の噂を否定する公式声明を発表した。しかし、同取引所の独自トークンGTは最大9.7%急落。ゲート資金不足の噂は、2021年に創設されたクロスチェーン大手Multichain(マルチチェーン)との関連性を理由に、5月下旬頃から出回っていた。

5月下旬、マルチチェーンでは一部スワップ・ルートの取引処理が完了不可となり、クロスチェーンを利用した一部ユーザーの間で、ウォレット着金が完了しない不具合が発生。25日には公式ツイッターで状況の説明が行われが、原因は不可抗力によるものであり、再開時期は不明とした。

さらに、「マルチチェーン運営メンバーが上海で逮捕された」という話も同月24日頃に浮上。このとき、同プロトコルの運営ウォレットが約300万ドルのMULTIトークンをゲートに移動させたことで、一部の投資家が動揺し、MULTIトークンはこの間、50%超下落した。

ツイッター上では、MULTIトークン大量流入を受け、ゲートが同トークンによる債務超過を抱えているとの噂が出回った。公式声明によるとゲートの運営は順調に進んでおり、出金プロセスはすべて正常に処理されているとのこと。今後は香港で新たに取引プラットフォームGate.HKを設立すると語った。

GTトークンは31日正午時点で4.92ドルに達した後、4.8ドル台で取引されていた。しかし21時頃より急落し、直近24時間における下落率は最大9.7%を記録。本稿執筆時点におけるGTトークンの時価総額は73位、取引価格は4.52ドルとなっている。

GTトークンの直近7日間チャート(BeInCrypto Japan
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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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